概要
- Ternary LLMの重み分布の偏りを解析
- 従来の五進パッキングより高効率なBITCOS方式を提案
- BITCOSは多くのモデルでビット効率を向上
- AVX-512, AVX2, Intel Xe2 GPU向け最適化展開
- 実プラットフォームで最大1.27倍の推論スループット向上
Ternary LLMの重み圧縮とBITCOS方式の提案
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Ternary Large Language Models(LLM)は各重みを {-1, 0, +1} の三値で表現
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理論上、1重みあたり 約1.585ビット (log₂3)で記録可能
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実運用では 五進パッキング (1バイトに5重み)を採用し、 1.625ビット/重み となる
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このパッキングは各値が等確率で出現する前提に基づく
- しかし、実際には 0(ゼロ) の出現比率が高く、最大 51.5% に達するモデルも存在
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この偏りに着目し、BITCOS(Bitmap-Compacted Sign)方式を提案
- 各重みの有無を示す プレゼンスビットマップ と、非ゼロ重みの 符号ベクトル で構成
- ゼロ密度zの場合、1重みあたり 2-zビット で圧縮可能
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29種類のTernary LLMモデルで評価し、26モデルで従来方式より高効率
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最もスパースなモデルでは 1.485ビット/重み まで削減
BITCOS方式の展開効率と実装最適化
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BITCOSは現代のCPUやGPUで 効率的なアンパック が可能
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AVX-512, AVX2, Intel Xe2 GPU向けに 最適化展開シーケンス を設計
- 実際のTernary LLMのゼロ密度下で、従来のマトリクス・ベクトル積カーネル比 最大1.28倍 の実効性能向上
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5種類のプラットフォーム(クライアント/サーバーCPU、統合/独立Xe2 GPU)で エンドツーエンド推論 を実施
- CPUで最大 1.18倍、GPUで最大 1.27倍 のデコードスループット改善
今後の展望と意義
- Ternary LLMの実運用における ストレージ効率と推論速度 の両立
- モデル圧縮技術の進化による 省メモリ・高速化 の実現
- BITCOS方式のさらなる最適化や他のスパース表現への応用可能性