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私はGoogle広告で悪意のあるソフトウェアを宣伝します

2026年9月9日原文(xlii.space)

概要

  • Google Adsアカウント が「悪意のあるソフトウェア」として停止された事例
  • RACE というmacOS用ターミナルマルチプレクサの開発・配布
  • サイトやアプリの セキュリティ検証 を徹底的に実施
  • Google から具体的な説明や根拠が一切提示されない苦悩
  • Hacker News 経由でアカウントが復活したが、依然として説明は不明

Google Adsアカウント停止と復活までの経緯

  • RACE はRust製のmacOS向けターミナルマルチプレクサ
    • ターミナルの自由な配置やリサイズ、色分け、セッションの持続管理などを特徴
    • 自分で開発・利用・保守を担当
  • 公式サイト はBridgetownで構築、JavaScriptによるインタラクティブ機能のみ実装
    • サーバーサイドアプリなし、Cloudflare経由で配信
    • Cloudflare R2でダウンロードファイルを管理
    • サイトのトラッキングはCloudflare Analyticsのみ、Google Analyticsや広告トラッキングは不使用
  • 初めて Google Ads で広告出稿、500ドルを消費後にアカウントが「悪意のあるソフトウェア」で停止
    • 理由説明や具体的な問題点の提示なし
    • サイトやアプリはAppleの署名・公証済み、攻撃面なし
  • 異議申し立て を複数回実施
    • 毎回却下され、理由や具体的な指摘は一切提示されず
    • EUの救済措置案内のみ
    • 最終的には一時的なアカウントブロックも経験

サイト・アプリのセキュリティ検証

  • Google Safe Browsing でrace-term.comとdownloads.race-term.comをチェック
    • 両方とも「危険なコンテンツなし」と判定
  • Google Search Console のセキュリティレポートも「問題なし」
    • 感染ページや悪意あるダウンロードは未検出
  • 配布ファイル(DMG) もVirusTotalで完全にクリーンと判定
    • 署名・公証の有効性も独立検証済み
  • JavaScriptソースやバンドルの出力 もレビュー
    • 不審なコードや難読化、意図しない挙動なし
  • Cloudflareログやユーザーエージェントごとのアクセス状況 も確認
    • 異常なし

アプリの挙動と疑念点

  • RACE は設計上、バックグラウンドでターミナルプロセスを管理
    • これはターミナルマルチプレクサの本質機能
    • dtachなど外部バックエンドにも対応、設定・挙動はドキュメントで明示
    • 他アプリへのコード注入、ブラウザ改変、マルウェアインストール等は一切なし
  • バックグラウンドプロセスの残留が「悪意のある動作」と誤認された可能性を考慮
    • v1.0.39でアンインストール時にプロセスをクリーンアップする仕様を一時的に実装
      • ユーザー体験(UX)としては不自然な対応

現状と今後

  • Google Ads の「悪意のあるソフトウェア」判定は誤検知の可能性が高いと判断
  • 公式・独立のセキュリティチェックで全て「問題なし」
  • Catch 22 状態(理由不明のまま対処不能)に陥る苦しみ
  • 最終的にはHacker Newsの拡散効果でアカウント復活
    • しかし、Googleからの説明や根本原因の開示は一切なし
  • 今後は EUでの法的救済 も視野に入れる方針

Radio Erywanのジョークと現実の対比

  • 「モスクワの赤の広場で車が配られている」という噂話を訂正する皮肉なジョーク
    • 実際は「サンクトペテルブルクの革命広場で自転車が盗まれている」というオチ
  • Google Ads の対応も同様に、事実がねじ曲げられ、納得できる説明がない状況を揶揄