概要
LGスマートテレビが、ユーザーの許可なく常時データを収集・送信している事例が報告。 Gamers NexusやLevel1Techsなどの調査により、ネットワークスキャンや音声記録の実態が明らかに。 テレビのオフライン・スタンバイ状態でも音声記録が継続。 Automatic Content Recognition(ACR)技術による視聴内容の特定も問題視。 過去にもLG製品のプライバシー問題が指摘され、企業対応が行われた経緯。
LGスマートテレビによるデータ収集問題
- LGスマートテレビ がユーザーや家庭に関するデータを 常時記録・送信 する実態
- Gamers Nexus や Level1Techs などのYouTubeチャンネルおよび独立系セキュリティ研究者による調査結果
- 市販されている LG OLEDテレビ を使ったパケットキャプチャによる検証
- テレビがWi-Fiネットワークをスキャンし、 周囲のデバイス情報 (スマートフォン、スマートウォッチ等)を取得
- 位置情報 や近隣Wi-Fiネットワークの詳細もログに記録
- 取得した情報を LG Ad Solutions に送信
- スタンバイ状態 や オフライン時 でもマイクによる音声記録が継続
- インターネット接続が復旧すると、 保存された音声ファイル がアップロードされる仕組み
Automatic Content Recognition(ACR)技術の利用実態
- ACR技術 によるユーザーの視聴コンテンツ特定
- テレビ独自のスマートインターフェース経由のアプリ利用状況
- HDMIや他ポート 経由で接続されたコンテンツの認識
- RTINGS による新たな調査で、ACRはほぼ全てのスマートテレビメーカーが採用
- 視聴履歴の把握と広告配信の最適化目的
LGの過去のプライバシー問題と対応
- 2023年7月、 Gamers Nexus が LGモニター の自動アプリインストール問題を指摘
- デバイスデータの収集や、LGおよびMcAfeeアンチウイルスのポップアップ広告の強制表示
- Microsoft の介入と、 LGによるポップアップ広告無効化 対応
- 継続的なプライバシーへの懸念
まとめと今後の動向
- スマートテレビの利便性と引き換えに、 個人情報保護 問題が顕在化
- ユーザーによる プライバシー設定の見直し や、メーカーへの 透明性要求 の重要性
- 今後も 第三者による検証 や、社会的議論の継続が必要