Google AIモードは従来の検索よりも21.6%高い同じ商品を表示します
概要
- Google AI Modeと従来検索の価格差を23日間調査
- AI Modeは同一商品の価格が平均21.6%高い傾向
- 両モードで表示される商品の重複率は1.28%のみ
- AI Modeは高額商品を優先して表示する傾向
- 出品者も約半数で異なる結果
GoogleショッピングAI Modeと従来検索の価格・商品傾向比較調査
- 2026年8月9日~31日の23日間、 200万件以上の商品リスト を 100,000以上のSERP とAI Modeで同時比較調査
- 同一商品が両モードに出現した場合、 AI Modeの価格は平均21.6%高い
- 全商品で比較すると、AI Mode掲載商品の中央値は 従来検索の約1.5倍($149 vs $100)
- 従来検索で表示された商品のうち、AI Modeにも表示された割合は1.28% と非常に低い
- 商品の価格が両モードで異なる場合は 38.1%、そのうち AI Modeが高いのは68.4% (約2/3)
- 同一商品のリードセラー(主な出品者)が異なる割合は49.6%
- AI Modeでは 従来検索よりも表示商品数が大幅に少ない (平均3.9件 vs 27.8件)
調査結果1:AI Modeの方が同一商品の価格が高い
- 同一商品・同一検索クエリ・同一日の比較で AI Modeは21.6%高価
- 検索タイプ以外の条件が同じため、価格差の要因は 表示アルゴリズムの違い
- 消費者視点では、AI Modeが「最安値重視」でない可能性 に注意が必要
調査結果2:AI Modeは高額商品を優先表示
- マッチ商品だけでなく、全掲載商品でも AI Modeは従来検索より中央値が49%高い
- AI Modeの掲載商品数が少なく、より高価格帯に偏る傾向
- AI Modeは全体の12.3%の掲載シェア しか持たない
調査結果3:両モードでの商品重複は極めて少ない
- 同一検索でも、両モードで同じ商品が表示されるのは1.28%
- AI Modeは従来検索と異なる商品選定基準 を持つ可能性
- ブランド公式サイト優先表示の傾向 も観察される
調査結果4:価格差が生じた場合、AI Modeが高いケースが多い
- 価格が一致しないケースは38.1%
- そのうち AI Modeが高いのは68.4%
- AI Modeが高価な場合の中央値は+22.2%、平均は+88.5%(外れ値影響大)
調査結果5:AI Modeが安い場合は価格差が小さい
- AI Modeが安価なケースの中央値は-7.8%、平均は-11.9%
- 安価な場合でも 差は限定的
調査結果6:出品者が異なるケースが約半数
- 同一商品のリードセラーが違うのは49.6%
- AI Modeは従来検索とは異なる出品者を優先表示 する傾向
消費者・事業者への示唆
- AI Modeは「最安値」や「最大選択肢」を必ずしも重視しない
- AI Modeの表示基準や出品者選定ロジックの可視化・監視が重要
- 価格に敏感な消費者は、AI Modeだけでなく複数モードの比較が推奨
- 事業者はAI Mode向けの商品情報最適化やブランドサイト強化が有効
AI Modeと従来検索の違いがもたらす今後の課題
- AI Modeは消費者の「比較の手間」を減らす一方、価格面での不利益を招く可能性
- アルゴリズムによる商品選定が市場の「オープン比較」を阻害
- AI Modeの進化に合わせて、価格監視・SEO戦略の見直しが不可欠
- 今後もGoogleのアルゴリズムや表示方針の動向に注視が必要