概要
- Model Context Protocol(MCP)の最新ロードマップ公開
- 5つの優先分野に沿った今後の開発方針
- エージェントメッセージング、HTTPトランスポート統一、セキュリティ強化などを重点
- 開発者向けSDK体験向上も注力
- コミュニティ参加・提案方法も案内
Model Context Protocol (MCP) 最新ロードマップの発表
- Model Context Protocol(MCP) の新しいロードマップ発表
- 今後数ヶ月の 開発方針 と 重点分野 の明確化
- コアメンテナーとコミュニティ、各Working Groupの協力による策定
優先分野
- ロードマップは 5つの優先分野 で構成
- サーバー主導イベント
- 結果型の改善
- エージェントアイデンティティ
- ツール呼び出しの改善
- SDK開発体験の向上
エージェントメッセージングの進化
- 従来型リクエスト&レスポンス の枠を超えたエージェントワークロード対応
- Tasks、サブスクリプション、進捗通知 などの新プリミティブ導入
- Agents、Transports、Triggers & Events Working Groupとの連携強化
- サーバー主導イベント(WebhookやChannel)でクライアントのポーリング回避
- Tasks拡張(SEP-2663)の仕様成熟化
HTTPネイティブトランスポートの統一と強化
- 2026-07-28リリース でMCPサーバーが標準HTTPワークロードと同等に
- 既存のAPI/サービスインフラでの運用容易化
- Streamable HTTP over stdioによるローカルサーバー対応も視野
- トランスポート統一による開発・運用の簡素化
エージェントアイデンティティとエンタープライズセキュリティ
- 現状: 人間の承認 を前提とした認可モデル
- 今後: クラウドエージェント や サブエージェント の標準的なアイデンティティ認証
- 標準規格に基づく認証(APIキーや長期トークンの廃止)
- DPoP(Demonstrating Proof of Possession)の最終化と普及推進
- Workload Identity FederationやID-JAG、標準トークン交換による認可強化
- OAuth、IETF OAuth、WIMSE WGとの連携を継続
プリミティブの改善
- MCPで最も利用される ツール呼び出し のレスポンス標準化
- 結果の形式統一による 開発者の負担軽減
- ツール数増加によるスケール課題への対応(プログレッシブディスカバリーの導入)
- サーバーが段階的にカタログを公開する仕組み
SDK開発者体験の向上
- SDKの 使いやすさ と 仕様準拠 への投資拡大
- すべてのプラットフォーム・言語で直感的かつ文書化されたAPI提供
- エージェントによるライブラリ活用時の API明確化 と ドキュメント充実
提案(SEP)の優先順位付け
- 優先分野に該当する Specification Enhancement Proposal(SEP) は審査が迅速
- 該当外の提案も拒否はされないが、レビュー時間は優先分野が優先
- SEP提出時は該当分野を特定し、関連Working Groupと協力して提案作成
コミュニティ参加方法
-
各優先分野ごとに Working Group が存在
-
参加方法:
- Working GroupまたはInterest Groupへの参加(コミュニティチャンネル参照)
- SEPの提案またはコメント(SEPガイドラインを参照)
- 実験的拡張の開始(SEP-2133利用)
- 仕様・SDK・ツールへの直接貢献(コントリビューティングガイド参照)
-
MCPのさらなる成長と進化に向けたコミュニティ参加を歓迎