概要
- 執筆者の手元に置いている 7冊の愛読書 について紹介
- 各書の 魅力や個人的な思い入れ を解説
- Roget's Thesaurus の使い方と価値の詳細な説明
- Sir Thomas Browne や Decameron など、文学作品の独自の楽しみ方
- 書籍ごとの 知的刺激 や 創作への影響 に焦点
ひじ元の本棚に置く7冊の本
- 執筆者の ひじ元の本棚 には、すぐ手が届く 7冊の本 が並ぶ
- 最も頻繁に読む本ではなく、 執筆時に影響を受けたい本 を厳選
- 本棚の選書基準は 内容の「放射」、つまり本から受ける刺激や雰囲気
Roget's Thesaurus(第4版)
- Harper and Row版 Roget's Thesaurus (第4版)を愛用
- 新しい第8版も試したが、 必要な情報が第4版に集中 しているため戻した
- シソーラスは誤解されやすい が、単なる同義語集ではない
- 本来の使い方は、 自分の考えを明確化・洗練 するための分類体系としての利用
- 分類は「抽象概念」「空間」「物理」「物質」「感覚」などに大別
- 例えば「時間」について考える際、 細かく分岐したセクション を参照し、適切な表現や発想を得る
- 単語の意味を理解していないと使いこなせない ため、訓練と熟考が必要
- オンライン版も存在するが、 紙の本への愛着 が強い
Sir Thomas Browneの散文集
- English Baroque期の作家 Sir Thomas Browneの散文集も常備
- Browneの文体は 機知・博識・人間性 に富み、読むと 知的な対話 をしている気分になる
- 代表作『Pseudodoxia Epidemica』は、 17世紀の誤信を批判的に検証 したもの
- Browneの柔軟な思考や後の訂正姿勢も 知的誠実さ の象徴
- ルネサンス期の 自由で勇敢な知的探求精神 への共感
- 中世的な思考の閉塞感 と対比し、ルネサンス以降の人間中心的な世界観を称賛
Boccaccio『Decameron』
- 1348年、黒死病に襲われたフィレンツェ を舞台にした物語集
- 10人の若者が田舎に避難し、 10日間毎日1話ずつ物語を語る 構成
- Danteの神中心的・中世的世界観 と対照的に、人間の現実や喜びに満ちた作品
- 悲劇・恋愛・ユーモア・官能 など、多彩な物語を収録
- お気に入りの話や翻訳版(Cormac Ó Cuilleanáin訳)へのこだわり
- 原文イタリア語での読解や翻訳への憧れ も記述
論理学の名著と知的刺激
From Frege to Gödel(van Heijenoort編)
- FregeからGödelまでの論理学の重要論文 を収録したアンソロジー
- Fregeの「Begriffsschrift」から始まり、 現代論理学の基礎を築いた論考 を網羅
- 知的刺激や思索の深化 をもたらす一冊として手元に常備
このように、執筆者は 知的刺激・創作意欲・人間的な共感 を与えてくれる本を厳選して身近に置き、それぞれの本から得られる 独自のエネルギー を大切にしている。