概要
- Herdr の開発者Canによるプロジェクト転換の経緯
- エンジニアリングとマネジメントの課題認識
- Herdr Runtime と TUI (ターミナルUI)の設計思想
- オープンソース化と Y Combinator 参加の発表
- 今後の展望と Herdr の小規模・拡張性重視の方針
Herdr開発体験と課題認識
- Herdr はCanが一人で開発していたプロジェクト
- 4ヶ月前、キャリアやソフトウェアエンジニアリングの未来について考察
- 個人が ボトルネック であることを自覚
- 管理や開発スタイルに合うツールが存在しなかった現状
- 自社エージェント乱立への疑問と、 統合性重視 の思想
- 自分に合うものがないなら自分で作るという決断
RuntimeとTUIの設計思想
- Runtime とはCLIコーディングエージェントがターミナル上で動作する基盤
- ターミナルはエンジニアにとっての「ホーム」
- コード編集、サーバー起動、プロジェクト管理、CI運用、設定管理
- エージェントごとにターミナルペイン を割り当て、タブ・プロジェクト単位で構成
- ペインやタブの 永続性 を重視
- エージェントの長時間稼働を想定
- どこでも動く基盤 としてのRuntime設計
- インターフェースとして TUI (ターミナルUI)を開発
- TUIはHerdrの思想を体現
- エージェントの状態把握、プロジェクト単位での作業分割、必要時のみ通知
- バンドル されているため、VPSやSSH環境でも即利用可能
- 例:herdr --remote user@hostで即時セットアップ
- TUIはHerdrの思想を体現
エコシステムと拡張性
- TUI は唯一のクライアントではなく、拡張性を重視
- Raycast拡張、Stream Deck連携、iOSアプリなど外部開発が活発
- マーケットプレイス公開1ヶ月で 500以上のプラグイン が誕生
- TUIの限界も認識し、今後はさらなるクライアント拡充を計画
Herdrの成長と今後
- ソロ開発で 25kスター、34万ダウンロード を達成
- Y Combinator F26バッチ に参加し、企業化を発表
- 小規模チームで
- ランタイムの健全性・堅牢性・高速性・移植性・拡張性を維持
- コアは小さく、拡張で多様なニーズに対応
- ランタイムは Apache-2.0ライセンス で無償公開
- AGPLからApacheに変更し、利用の自由度を向上
オープンソースと未来像
- オープンなHerdr Runtimeの上で、Can自身も拡張開発に参加
- オープンソース支援と同時に、ユーザーの本当に必要な機能開発も推進
- マルチクライアント、ノートPC・VPS・サンドボックスなど多様な利用シーン
- 今後は 接続性 の強化が課題
- コアのスリムさと拡張性を守る方針
- 機能追加が容易な時代だからこそ、 コアに何を入れるかが最重要
- それ以外はすべて拡張で対応
- 利用者・コミュニティへの感謝の気持ち
- さらなる開発への意欲