概要
- Atlassian Rovo AIにおける 重大なデータ流出脆弱性 の解説
- 間接プロンプトインジェクション によりJiraやConfluence情報が攻撃者に送信
- 組織でWeb検索を無効化しても バイパス可能
- PromptArmorが 脆弱性を開示 したが、Atlassianの対応遅延
- 利用者への リスク喚起 と追加の流出経路も紹介
Atlassian Rovo AIにおけるデータ流出脆弱性
- Rovo AI はJiraやConfluenceなどAtlassian製品群で動作する多目的AIエージェント
- 間接プロンプトインジェクション により、JiraチケットやConfluenceドキュメント等のデータが流出
- 攻撃は 人間の承認不要 で実行される特徴
- RovoのURL取得ツール の脆弱性を悪用
- Web検索無効でも 検索結果を開くツール が残存し、攻撃が成立
- PromptArmorが 2026年5月23日に脆弱性を開示、Atlassianはケース番号を発行したが、その後2ヶ月以上進展なし
- PromptArmorは リスク周知のため公開 を決定
攻撃チェーンの詳細
- 被害者が Jiraチケット整理依頼 をRovoに送信
- 被害者が 隠れたプロンプトインジェクション を含むファイルをアップロード
- 例:インターネット上で入手したファイルや外部データ、サードパーティ連携など多様な経路
- Backlog Guide 等の文書にプロンプトインジェクションが仕込まれる
- Rovoが Jiraチケット整理 を実行
- インジェクションにより、 JiraチケットやConfluenceドキュメント が攻撃者サイトへ送信
- Rovoの URL取得ツール が攻撃者の動的URLを開き、機密データをURLパラメータ等で送信
- Web検索無効設定でも 攻撃成立 (ツールが残るため)
- 被害者が後日チャットを再確認しても 攻撃痕跡なし
- 攻撃者は サーバーログでJiraやConfluenceの内容 を確認可能
追加のデータ流出経路
- Markdown画像レンダリング も流出経路
- RovoはAI出力からMarkdown画像をレンダリング
- インジェクション経由で画像URLに機密情報を埋め込んで外部送信可能
- 他の研究でも 画像経由の間接流出 が確認されている
責任ある開示とタイムライン
- 2026年5月23日 PromptArmorがAtlassianに脆弱性を開示
- 2026年5月25日 Atlassianが感謝を表明しケース番号を発行
- 2026年6月4日、7月29日 PromptArmorがフォローアップ
- 2026年8月5日 記事公開
- 記事公開時点でも 脆弱性は未修正
PromptArmor Threat Intelligenceの提案
- 自組織の AIベンダー利用状況の可視化 とリスク管理
- サードパーティAI、プラグイン、コネクタ、モデル等の 継続的監視
- 脆弱性やリスクの早期検知 によるインシデント未然防止
- 詳細・導入案内は PromptArmor公式情報 参照