概要
- Wikimedia Foundation が米国従業員組合の自主的承認を拒否
- 新たな理事会候補資格案が一般参加者を大幅に制限
- Wikimaniaイベントでのセクハラ報告と各国コミュニティの反応
- コミュニティ内で組合支持の署名活動が活発化
- 組合認定や理事選出プロセスをめぐる透明性と公平性への懸念
ウィキメディア財団、組合自主承認を拒否
- Wiki Workers United U.S. が Wikimedia Foundation に対し組合の自主承認を要請
- 財団は7月27日、 自主承認を拒否 し、 全米労働関係委員会(NLRB) による秘密投票を提案
- 財団の声明:「 個人の選択 を守り、参加資格者の意思を反映させる最適な方法は 秘密投票」
- コミュニティでは、 組合つぶし や 時間稼ぎ への懸念が広がる
- 署名活動や請願が Meta-Wiki や 英語版Wikipedia で活発化(各1,200件超、最新請願150件超)
ジミー・ウェールズの見解
- ジミー・ウェールズ は、現状のカード署名方式には 圧力がかかるリスク があり、 秘密投票 が望ましいと主張
- 「スタッフが 自由に熟考 し、 安心して意思決定 できるプロセスが必要」と強調
Wiki Workers Unitedの反論
- WWU は、財団の対応は 高額な組合回避専門の法律事務所 (Littler Mendelson)による典型的な 組合つぶし戦術 と批判
- 「 NLRBによる審査 は中立ではなく、 選挙の遅延と反組合キャンペーン の時間稼ぎ」と指摘
理事会候補資格案の大幅な制限
- 2025年理事選出プロセス の見直しに伴い、 新たな厳格な資格基準 を提案
- 主な変更点:
- 英語堪能、 18歳以上、 4年以上のアカウント保有、 投票資格 など最低条件
- 過去6年以内に2年以上 の理事・委員・役職経験が必須
- 一般のコミュニティメンバーの立候補が 事実上困難
- 財団は「 リーダーシップ研修 や経験を積んで将来の立候補を」と呼びかけ
Wikimaniaイベントでのセクハラ報告
- Wikimedia Korea が、Wikimania参加者への 身体的接触とセクハラ被害 を公開書簡で訴え
- Wikimedia Malaysia も別件のセクハラ被害を公表
- いずれも「 個人スペースの侵害」や「 強制的な親密行為」が問題視
- WMF副代表 Maggie Dennis は、 関係者と連絡を取り、真摯に対応中 とコメント
まとめ
- Wikimedia Foundation の組合対応や理事選出基準の厳格化は、 透明性・公正性 や コミュニティ参加の開放性 に対する懸念を呼び起こしている
- セクハラ問題 への対応も、グローバルなコミュニティ内で注目が高まっている