概要
- 2007年、Googleのコミュニケーション部門で新卒として入社
- T.G.I.F.ミーティングや社内文化の形成に深く関わる経験
- 社内コミュニケーションや企業神話の構築に貢献
- Larry Pageによる社内改革とGoogle+プロジェクトの内幕
- Googleの成長と変化、内部から見た課題や逸話の紹介
Google入社と最初のT.G.I.F.
- 2007年夏、大学卒業直後に Google のコミュニケーション部門へ新卒入社
- 初週、100人以上の Noogler (新入社員)とともに T.G.I.F. (週次全社ミーティング)に参加
- 会場は Charlie's Cafe、Googleplexの中心に位置する多層型講堂
- イベントは企業会議というより、 お祭りや宗教的集会 の雰囲気
- 創業者の Larry Page と Sergey Brin がアイドル的存在
- Larryは常に笑顔、Sergeyはロシア出身の真面目な性格
- 社員は創業者の言葉やジョークに熱狂
- 会社の急成長と「世界を良くする」という ミッションへの信念
コミュニケーション業務の開始
- 2週目から T.G.I.F.運営 や創業者のスクリプト作成に関与
- PRチームのサポートや オフィスツアー の案内役も担当
- 人事部(PeopleOps)と連携し、 社内トーキングポイント を学習
- 「本当の自分を仕事に持ち込む」時代の価値観
- Fred Kofmanの「 conscious business」研修受講
- 「 無条件の責任」=上司への疑問を持たない姿勢が強調
- 「被害者」と「プレイヤー」の二分法
Googleオフィスとカルチャー
- オフィス自体は 質素な建物 が多く、外観は地味
- マッサージルーム、ナップポッド、恐竜の化石 などのアメニティが話題
- 海外メディアは福利厚生に懐疑的
- 例:「Googleは従業員をコントロールするための陰謀では?」
- 当初はGoogleの視点で物事を捉えることを学ぶ段階
社内コミュニケーションの進化
- T.G.I.F.は 全世界の拠点 に中継されるように拡大
- 毎週、 経営陣向けブリーフィング とQ&A用トーキングポイントを作成
- 社内の関心事や不満を メールリストやフォーラム で調査
- 「TGIF案内メール」を担当、徐々に ユーモアと個性 を加える
- 社員間で人気となり、 Googleの詩人 と呼ばれる
- 昇進時も「カルト的なファン層」が評価ポイント
Larry Page体制とGoogle+プロジェクト
- 2011年、 Larry Page がCEOに就任
- 「世界の情報を整理する」だけでなく、人類の課題解決を掲げる
- Calico設立、 「死を解決できるか?」 という話題も
- 社内優先事項の再編、 「全プロダクトのソーシャル化」 を推進
- 社員のボーナスの25%をこの達成度に連動
- 秘密裏に選抜エンジニアを新棟へ集結
- 新SNS「 Google+」を立ち上げ
- FacebookやTwitterへの対抗意識
- 利用者数は急増したが、 実際のエンゲージメントは低迷
- 多くのユーザーは他サービス利用時に 強制的にアカウント作成
- 2018年、Google+は 静かに終了 し「デジタルのポチョムキン村」と化す
社内の非効率化とプロダクトの終焉
- 社内の肥大化・非効率化 が進行
- 複数チームが同時にスマートウォッチを開発する事例
- 「矢を減らして集中せよ」と唱えるが、現実は逆
- 「全てをソーシャル化」方針の中で、 Google Reader の終了
- 熱心なユーザーが多く、筆者自身も愛用していたプロダクト
- Google+優先のため、 本当に社会的だったサービス を自ら葬る結果
この内容は、Googleの内部文化・ミーティング・プロジェクト推進の実態を、実体験を通じて描写したものです。