概要
- Claude Code を安全に利用するための、予備のMacを常時稼働機としてセットアップする手順
- SSH やスマホのClaudeアプリから遠隔操作可能
- 本体Macと分離 することでリスクを軽減
- パスワードレスsudo やクリップボード同期など実用的な設定も網羅
- コンテナ運用との違い やメリットも解説
予備MacをClaude Code専用エージェント機にする方法
- 目的: Claude Codeを本体Macとは分離した環境で安全に使うためのセットアップ手順
- メリット: 本体Macのリスクを排除し、研究や開発作業を安全に委任できる環境構築
- 対象: 予備Mac(ターゲット)と普段使いのMac(ソース)の2台構成
なぜこの構成を選ぶのか
- コンテナ運用 は本体Mac上で動作し完全な分離ができない、Unity等のMac専用アプリも利用不可
- OpenClaw等の代替 はClaude Codeの最新機能やClaudeサブスクリプションの活用に制限
- 専用Mac ならフル機能・高い安全性・柔軟なリモートコントロールが可能
必要なもの
- 予備Mac (ターゲット)
- 本体Mac (ソース)、同じWi-Fiネットワーク上
1. ターゲットMacの初期化とアカウント作成
- 個人データ削除: データが残っている場合は初期化推奨
- Apple Silicon/新型: 「システム設定」→「一般」→「転送またはリセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」
- Intel Mac: Cmd+Rでリカバリ起動→ディスクユーティリティで消去→macOS再インストール
- 新規ローカルアカウント 作成、Apple ID未サインイン推奨
- 管理者権限 付与必須: 「ユーザとグループ」→「このユーザに管理を許可」
2. ターゲットMacでリモートログイン(SSH)有効化
- ターミナルで以下を実行:
sudo systemsetup -setremotelogin on - 「フルディスクアクセス権限」要求時は、ターミナルに権限付与→再実行
3. パスワードレスsudo設定
- ターゲットMacで以下を実行
echo "<user> ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL" | sudo tee /etc/sudoers.d/<user>-nopasswd >/dev/null sudo chmod 440 /etc/sudoers.d/<user>-nopasswd sudo visudo -cf /etc/sudoers.d/<user>-nopasswd - sudo -n true で動作確認
4. ターゲットMacのアドレス確認
- ホスト名推奨:
scutil --get LocalHostName<target-host>.local形式で利用- 必ずネットワーク内でユニークな名前に設定
- IPアドレス も利用可能だが、変動するため非推奨
5. ソースMacからパスワードレスSSH設定
- SSHキー作成(未作成時):
ssh-keygen -t ed25519 - 公開鍵コピー:
ssh-copy-id <user>@<target-host>.local - 動作確認:
ssh <user>@<target-host>.local whoami
6. ターゲットMacをスリープさせない設定
- ターゲットMacで以下を実行:
sudo pmset -c sleep 0 sudo pmset -c disablesleep 1 sudo pmset -c displaysleep 0 - スクリーンセーバー無効化:
defaults -currentHost write com.apple.screensaver idleTime 0
7. SSH経由でクリップボード同期
- clip.sh スクリプト導入で、テキスト・画像のクリップボード同期を実現
- ソースMacで導入:
curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/ykdojo/claude-controls-mac/main/clip.sh -o ~/.local/bin/clip chmod +x ~/.local/bin/clip export IC_BOX="<user>@<target-host>.local" # ~/.zshrcに追記 - 使用例:
clip send:本体Mac→ターゲットMacへクリップボード送信clip get:ターゲットMac→本体Macへ取得
8. ターゲットMacにClaude Codeインストール
- ソースMacからリモートでインストール:
ssh <user>@<target-host>.local 'curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash -s -- 2.1.201' ~/.local/binをPATHに追加(.zshenv推奨)
9. Claude Code向け環境のセットアップ(任意)
- setup-claude-env.sh で推奨環境を一括構築
- 対話モードまたはフラグ指定でカスタマイズ導入可能
- 例:
ssh -t <user>@<target-host>.local 'curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/ykdojo/claude-controls-mac/main/setup-claude-env.sh -o setup-claude-env.sh && bash setup-claude-env.sh'
10. ClaudeとGitHubへのログイン
- ターゲットMacにSSHログイン後、
claudeコマンドでAnthropicアカウント認証 - GitHub CLI(
gh auth login)もセットアップ推奨(別アカウント推奨)
11. SSH経由のコンピュータ操作(任意)
- Claude Codeがデスクトップ操作・スクリーンショット取得を可能にする追加設定
- macOSの権限制御を回避するため、 LaunchAgent + tmux サーバをGUIセッション内で常駐
- 詳細は
setup-computer-use.shスクリプトで自動化可能
まとめ
- 予備MacをClaude Code専用マシン として安全に運用するための完全ガイド
- SSH・クリップボード同期・パスワードレスsudo など実用的なリモート運用ノウハウ
- 本体Macとの分離 によるリスク低減と柔軟な遠隔操作環境の実現