概要
- 英語の筆記体は 多くの後戻り (backtracking)が必要で、書く楽しさを損なう傾向
- ロシア語(Cyrillic)は 後戻りが少なく、流れるような書き心地
- 英語筆記体の 欠点を克服する自作スクリプト を開発
- 一筆書きで 効率的かつ美しい文字 を書く工夫
- 実践と工夫で 筆記の喜びを再発見 した体験談
英語筆記体の「罪」と「贖罪」
- 英語筆記体は iの点やtの横線 など、後から加えるストロークが多い
- 例: destination は4回の後戻り(t2回、i2回)が必要
- ロシア語筆記体は、後戻りがほぼ不要
- й、эのみ2ストローク、ёのウムラウトも省略可能
- 英語筆記体を書くとき、 頭の中で「保留中のストローク」を管理 する必要
- ロシア語での後戻りは全単語の 6.4%、英語は 51% に発生
- 単語ごとの平均後戻り回数:ロシア語 0.066回、英語 0.68回
- デジタルノートでは、ストローク単位でUndoが働くため 複数ストロークの単語は消しづらい
- 一筆書きができれば、 操作もシンプルで快適
新しい「後戻りゼロ」筆記体の工夫
- SmithHandをベースに 自作の一筆書き筆記体 を設計
- x:2本のcを鏡合わせで書くことで 一筆化
- t:数字の4を反転したような動きで 横線も一筆化
- th, teリガチャーではループを加えることで隣と美しく接続
- ttリガチャーは縦棒2本→横棒で一筆
- i, j:点を小さな 円(ループ) にして、 茎と繋げて一筆化
- 円が下すぎるとεに、ずれるとrに見えるので 配置と整列が重要
- capital lettersも工夫
- Tは横棒をループ化
- Fは次の文字と繋がるように小さな弓を追加
- Kは2通り:ペンリフト有り/無しの一筆パターン
実践と効果
- 数ヶ月間、紙とデジタルノートで 新筆記体を実践
- iやt、xの形はまだ不安定だが、 英語を書く楽しさがロシア語と同等に
- 例: delightful や destination も一筆で書ける
- 単語ごとに 一筆で書ける快感と効率性 を実感
まとめ
- 英語筆記体の 後戻りの多さが書く楽しさを妨げる要因 であることを発見
- ストローク設計の工夫で 一筆書き筆記体を自作し、悩みを解消
- 筆記体の設計は 言語や文化、用途に合わせて最適化できる ことを示唆
- 自分に合った書き方の工夫 が、筆記の新しい楽しみを生む