概要
- Claude Code は OpenCode と比較して圧倒的に多くのトークンを消費し、キャッシュ効率も悪い
- システムプロンプトやツールスキーマなどの ベースライン負荷 が非常に大きい
- 設定ファイルやサブエージェント の追加により、トークン消費がさらに加速
- 一部タスクではClaude Codeが有利 な場合もあるが、総じてコスト・レイテンシが高い
- プロダクション運用 やEU AI Act対応では、どの程度トークンが消費されているかの把握が必須
Claude CodeとOpenCodeのトークン消費・キャッシュ効率比較
- 同一モデル・同一マシン・同一タスク でClaude CodeとOpenCodeを比較検証
- Claude Codeは 1行返信タスク でも約33,000トークン(システムプロンプト、ツールスキーマ等)を消費
- OpenCodeは約7,000トークンで済む
- キャッシュ効率 :
- OpenCodeはリクエストプレフィックスが毎回同一で、キャッシュが有効
- Claude Codeは毎回数万トークンのプロンプトキャッシュを書き換え、最大54倍のキャッシュトークンを消費
- キャッシュ書き込みは高額課金 対象で、Claude Code利用時は使用量ダッシュボードが急上昇
設定ファイル・MCPサーバ・サブエージェントの影響
- 72KBのAGENTS.mdやCLAUDE.md を投入すると、1リクエストごとに平均20,000トークン追加
- 5台のMCPサーバでさらに5,000~7,000トークン増加
- 実際の運用では 最初のリクエスト前に75,000~85,000トークン 消費
- サブエージェント によるファンアウトでは、タスク直接実行時121,000トークン→2サブエージェント利用時は513,000トークンに急増
- 各サブエージェントが独自のブートストラップコストを持ち、親エージェントが全トランスクリプトを消費
タスクごとの詳細測定
- 単純な1行返信タスク :
- Claude Code:約32,800トークン
- OpenCode:約6,900トークン
- ツールなしでの純粋なハーネス :
- Claude Code:約6,500トークン
- OpenCode:約2,000トークン
- 1ツールタスク(ファイル要約) :
- Claude Code:6リクエスト、約199,000トークン
- OpenCode:4リクエスト、約41,000トークン
- マルチステップタスク(write-run-test-fixループ) :
- Claude Code:一括バッチで処理し約121,000トークン
- OpenCode:シリアル処理で約132,000トークン
- リクエスト回数×ベースライン が総消費量を決定
トークン消費の主な乗数要素
- 設定ファイル(AGENTS.md/CLAUDE.md) :1ファイルで2万トークン追加
- MCPサーバ :1台あたり1,000~1,400トークン、5台で約5,000~7,000トークン追加
- フレームワークテンプレート :テンプレートサイズ×リクエスト回数分だけ加算
- サブエージェント :サブエージェント数×ブートストラップコスト分だけ大幅増
- 拡張思考(Extended thinking) :出力課金が5倍、履歴に蓄積されるためさらに消費増
実運用での教訓と注意点
- Claude Codeは極めて非効率なキャッシュ戦略 と大きなハーネストークン負荷を持つ
- OpenCodeは軽量な設計 でキャッシュ効率も良好
- 設定ファイル名やMCPサーバの認識 など、実際の挙動を境界で必ず確認
- トークン消費のボトルネック はサブエージェントや重い設定ファイルに集中
- EU AI Actなどの規制下 では、送信データの実測・記録が不可欠
まとめ
- Claude Codeのプロンプト・キャッシュ戦略はコスト増大要因
- OpenCodeはシンプル・効率的な設計でコスト抑制に有利
- 運用時は設定・サブエージェント・キャッシュ挙動を必ず実測・検証
- トークン消費の見積もり・管理はプロダクションAI運用の最重要ポイント