概要
Cheyenne市がデータセンターの冷却関連排水の受け入れを停止。 原因はGoat Systems LLC(Metaの請負業者)による Cupriavidus gilardii の排出。 この菌が水再生施設に悪影響を与え、長期間のシステム停止に発展。 市は全データセンターの排水受け入れを一時停止。 今後の建設中データセンターへの影響は不明。
Cheyenne市のデータセンター排水問題
- Cheyenne Board of Public Utilitiesによる 産業排水受け入れ停止 措置
- 原因は Goat Systems LLC (Metaのキャンパス建設請負業者)からの排水
- 排水に含まれていた Cupriavidus gilardii (耐金属性細菌)の検出
- この細菌が 水再生施設2カ所 に障害を与え、数か月間のシステム停止
- 3月24日に 請負業者の排水特権剥奪、全データセンター対象の受け入れ停止へ拡大
Fill-and-Flush手順と問題の経緯
- Fill-and-flushは冷却ループの配管を水で満たし、 異物除去のために排水する工程
- Goat Systemsはこの排水を 下水道へ流入 させた
- 排水水源は市が販売した水、 細菌の発生源は不明
- 2月の定期検査で細菌を発見、 通常は検査対象外
閉ループ冷却システムと市の懸念
- MicrosoftやNvidiaは 封水型冷却システム を推進
- Microsoft:一度だけ水を充填し、 再循環利用
- Nvidia Rubin: 水75%・プロピレングリコール25% 混合冷却液を使用
- ただし、 一度だけ発生する排水 が問題に
- 市の懸念は グリコール等の化学物質 も含まれる点
- Cheyenne市の再生水は 公園やゴルフ場で散水利用、細菌のエアロゾル化リスクを危惧
法規制と対応
- Cupriavidus gilardii は規制対象外だが、 市条例・連邦規則違反 の判定
- Metaは請負業者Fortisの 現場排水停止・廃水持ち出し をサポート
- 独立検査で 細菌未検出、6月末に再生システム復旧
- 市議会からは「 非常に不快な驚き」とのコメント
- 他の建設中データセンターへの影響は 未発表
今後の課題と展望
- データセンターの 冷却技術と排水管理 の両立
- 市の 水再利用システムの安全性 維持
- 化学物質・微生物リスク への監視強化
- 新設データセンターへの 規制・運用指針 策定の必要性