概要
Weave Router は、Anthropic、OpenAI、Geminiなど複数のAIモデルを一つのエンドポイントで自動選択・利用できるルーター。 コーディングエージェント (Claude Code、Codex、Cursor等)に最適化されており、コストと品質を両立。 RLモデル で最適なモデル選択を自動化し、最大40%のトークンコスト削減を実現。 セルフホスト も可能で、セキュリティや拡張性も確保。 導入・切替が簡単 で、主要なAPI互換性やダッシュボードも標準装備。
Weave Routerとは
- 複数AIプロバイダー (Anthropic, OpenAI, Gemini, DeepSeek, GLM, Kimi, Llama, Mistral等)を一つの プロキシエンドポイント で利用可能
- 最適なモデル選択 をリクエスト単位で自動実行、Avengers-Pro 1由来のクラスタースコアラーを活用
- API互換性 :Anthropic Messages、OpenAI Chat Completions、Gemini generateContent等に対応
- OSSモデル対応 :OpenRouter経由で各種OSS LLMも利用可能
- セキュリティ :プロバイダーキーはローカル保存&暗号化、BYOK(Bring Your Own Key)方式
- 可観測性 :OTLPトレースをWeaveダッシュボードやHoneycomb、Datadog、Grafana等で可視化可能
導入・セットアップ方法
- 最速導入 :npx @workweave/router コマンド一発でホスト版Weave Routerに接続
- Claude Code、Codex、opencodeへの対応をインストーラーが自動案内
- カスタマイズオプション :
- --claude / --codex / --opencode:特定ツール専用
- --scope project:プロジェクト単位で設定
- --local:ローカルセルフホスト
- --base-url:独自エンドポイント指定
- バージョン固定も可能(例: npx @workweave/router@0.1.0)
- セルフホスト手順 :
- .env.localにプロバイダーキー(例: OPENROUTER_API_KEY)をセット
- make full-setup でPostgres+Router+Dashboard起動
- ローカルダッシュボードやAPIエンドポイント利用可能
各コーディングエージェントとの連携
- Claude Code :make install-ccでローカルRouterに自動接続
- Codex (OpenAI CLI) :npx @workweave/router --codexで設定ファイル自動パッチ
- OPENAI_API_KEYは既存フロー維持、RouterキーはX-Weave-Router-Keyヘッダーで送信
- opencode :npx @workweave/router --opencodeで設定ファイル自動統合
- Anthropic Messages API互換でopencodeがそのまま利用可能
- Cursor (ベータ):Settings→Models→Override OpenAI Base URLでRouter利用、APIキー入力
切替・管理方法
- on/off切替 :npx @workweave/router off/on --claude等で直接切替、configは維持
- 状態確認 :statusコマンドや/routeエンドポイントでルーティング状況チェック
- キー管理 :
- sk-...:プロバイダーキー(.env.localに保存)
- rk_...:Routerキー(Bearerトークンで送信)
主要APIエンドポイント
- POST /v1/messages:Anthropic Messages互換
- POST /v1/chat/completions:OpenAI Chat Completions互換
- POST /v1beta/models/:action:Gemini generateContent互換
- POST /v1/route:ルーティング決定のみ返却
- GET /v1/models、/health、/validate等:各種情報取得・ヘルスチェック
ルーティングアルゴリズムとコスト削減
- RLモデル (強化学習)で数万件のエージェントトレースを学習
- タスク内容に応じて最適なモデル(高速・安価なDeepSeek V4やGLM 5.2、必要時のみOpus 4.8やGPT 5.5等)を自動選択
- 実績 :社内利用で40%のトークンコスト削減、品質・速度への影響なし
ライセンス・拡張性
- Elastic License 2.0 による ソース公開、セルフホスト可能
- ホスト版サービス (weaverouter.com)も利用可能
- ドキュメント :環境変数、BYOK暗号化、OTel設定、エンドポイント追加方法等を網羅
まとめ・導入メリット
- 一つのエンドポイント で最適なAIモデルを自動選択
- 開発コスト・運用コスト削減 と 品質維持 を両立
- 主要なコーディングエージェントと簡単連携
- セルフホスト・拡張性・可観測性 も充実
- Weave Router は、AIコーディングエージェントの運用を効率化したい開発組織に最適