概要
- 史上3例目となる 新たな恒星間天体 「3I/ATLAS」が発見された事例
- 3I/ATLASは 極めて高速 で太陽系に進入中
- 発見が早かったため 観測期間が8か月以上 確保可能
- 近日点は 10月末、地球からの観測は困難
- 今後、 Vera C. Rubin Observatory などの高性能望遠鏡により発見例増加が期待
3I/ATLAS:太陽系外からの新たな訪問者
- 史上3例目 の恒星間天体として3I/ATLASが発見
- これまでに確認された恒星間天体は 'Oumuamua および 2I/Borisov のみ
- ATLAS望遠鏡(チリ)で 2024年7月1日 に初検出
- 軌道解析から 太陽重力の影響をほぼ受けない 異例の軌道を持つことが判明
- 秒速約60km というこれまでの恒星間天体中で最速の速度
- Minor Planet Centre によって恒星間天体と正式認定
- 画像から 短い尾 が確認され、彗星である可能性が高い
観測と今後の動向
- 早期発見により 8か月以上の詳細観測期間 を確保
- 近日点通過は 10月末、その後 木星を越え外太陽系へ
- 地球は近日点時に太陽系反対側に位置し 観測条件は悪い
- 火星からは比較的良好な観測が可能 と予想
3I/ATLASの大きさと特徴
- 現在 ダストやガスの放出による増光現象 (アウトバースト)の可能性
- サイズ推定は 数百メートルから1km程度、2I/Borisovよりやや大きい可能性
- 過去の'Oumuamuaは 葉巻型 でより小型かつ暗い天体
今後の恒星間天体発見の展望
- Vera C. Rubin Observatory の稼働により発見件数の大幅増加が期待
- 現在の技術でも 10年で3例 の発見実績
- Rubin Observatoryは 発見能力が桁違い で、今後は 年間数例 の発見も現実的
- 初運用10時間で 2,000個以上の新小惑星 を検出する観測能力
- 今後の 太陽系外物質研究の進展 に大きな期待
参考リンク
- Minor Planet Electronic Circular: https://minorplanetcenter.net/mpec/K25/K25N12.html