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なぜ私は全くの他人にメールを送るのか

概要

  • 初めて知らない人にメールを送る際の不安 と、その克服方法
  • メールという古くから続くコミュニケーション手段 の魅力と強み
  • メールでの人とのつながり方やマナー についての具体的なアドバイス
  • メールが持つ人間らしい温かさや意義 の再発見
  • Zachary Kai自身の経験とネット上での出会いのすすめ

メールを送る勇気とその意味

  • 初めて他人にメールを送るときの緊張感、自己否定感との戦い
  • 「自分は十分じゃない」という低い自尊心 が原因のためらい
  • 他人の反応が読めない「未知」への恐怖感
  • それでも 恐怖を乗り越えてメールを送ることで得られる成長体験
  • 誰でも同じように一歩踏み出せる可能性

メールという古き良きテクノロジー

  • メールはスマートフォンやインターネットよりも古い技術
  • Ray Tomlinsonが1971年に最初のメールを送信 し、@記号を導入
  • Lindyの法則 (長く続くものはさらに続く傾向)を体現する存在
  • SNSが盛衰する中、メールは普遍的に残る
  • 手紙や本と同じく、永続性と柔軟性を持つ媒体

メールの特別さと人間らしさ

  • 本や手紙のように、メールもアーカイブし宝物にできる
  • どこにいても誰にでも送れる自由度
  • SNSとは異なり、アカウントやデータを自由に持ち運べる特性
  • 意図的で意味深く、思いやりあるコミュニケーションが可能
  • 一通一通が小さな優しさや希望になる

メールならではの会話の深まり

  • 即時性に縛られず、じっくり考えて返信できる「人間の時間」
  • 下書きや推敲ができ、相手のリズムを尊重したやりとり
  • インスタントメッセージの既読やタイピング通知のプレッシャーがない
  • 深い会話や思索的な交流が生まれる土壌

メールでのつながりの実体験

  • 作家・開発者・アーティストなど多様な人々とメールを通じてつながった経験
  • 全員が返事をくれるわけではないが、それでも多くの新しいつながりが生まれる
  • 商業的なメールに疲弊した経験はなく、むしろ受信箱を開くのが楽しみに

なぜためらうのか、そしてどう乗り越えるか

  • 見知らぬ相手にメールを送ることの脆さや不安
  • スパムとの違いは「誠実な努力」や「相手への敬意」
  • 相手の時間や注意を尊重し、具体的で意味ある内容を送ることが大切
  • 最悪のケースは「返事が来ない」だけで、自分の価値とは無関係
  • 相手が忙しい・メール休止中など様々な理由が考えられ、気にしすぎない姿勢

メール送信のための実践的アドバイス

  • 友人になりたいと思える相手だけに連絡する
  • 相手のWebサイトや活動を事前に調べ、共通点や関心を見つけて具体的に触れる
  • 自分のことだけでなく、相手にも興味を持つ姿勢
    • オンラインでも思いやりと傾聴を大切に
  • 簡潔さと丁寧さのバランスを意識
  • 何かを要求しすぎない(質問や情報交換程度に留める)
  • 忍耐と寛容さを持つことが大切
  • 件名は具体的にし、開封したくなる工夫を
  • メール相手の探し方も紹介
    • 著者自身のメールアドレス(hi@zacharykai.net)の公開
    • Derek SiversやIndieweb、32-Bit Caféなどコミュニティの活用
    • Manu Morealeの「People & Blogs」インタビューシリーズ
    • ネット散策で偶然出会った人にも挑戦

メール文化の再発見と新しい出会い

  • SNSから来た人には最初は戸惑いがあるが、慣れれば豊かな体験
  • メールはアルゴリズムではなく「意志」で始まる関係
  • Ava’s Blogの「some things to (un)learn」でも、メール文化の温かさが語られる
  • 今でも新しい人にメールする前は緊張するが、小さな一歩が大きな喜びにつながる

メールがもたらす人間的なつながり

  • ネットワーク化された世界で意図的な友人探しの重要性
  • より多くの人間的なつながり、思慮深い会話、純粋な好奇心の必要性
  • メールがすべてを解決するわけではないが、確かに「そこにある」手段
  • 自分を動かしてくれる人に出会い、質問し、送信ボタンを押してみることのすすめ
  • 最悪は沈黙、最高は「すべてが変わる」可能性

著者紹介

  • Zachary Kai:クィアな作家・ゼネラリスト
  • レジリエントな魂を描くSF創作やZine制作、スキル収集が趣味
  • オーストラリア生まれ、アメリカ英語とイギリス英語の混在
  • インターネットを生きる糧とし、zacharykai.netで活動を記録

Hackerたちの意見

リスクが低い方法としては、ブログの作者にメールを送って「あなたの投稿が楽しかった」とか「役に立った」と伝えるのがいいよ。メッセージには特別な情報は必要ないから、素直に伝えればOK。OPによると、返信はあまりないけど、特に主流じゃない作家にはすごく感謝されることが多いみたい。

これ、よくやるんだけど、みんな本当に感謝してくれるし、時にはその日の一番のお気に入りのメールになることもあるよ。例えば「あなたのウェブサイト/ブログのデザインがすごく好きです」っていうシンプルなメールでも、相手の一日を明るくするんだ。

週に何十通も営業やリクルーティングの冷たいメールやLinkedInのメッセージが来るけど、「あなたのブログを読んで、xyzについての意見が好きでした」って書いてくれるのは年に1通くらい。そういうのは必ず電話を取るよ。自分のLinkedIn(とHN)のプロフィールはブログから始まるから、5秒のリサーチで見つけられるはずなんだ。

フォロワーが100万人以上いるクリエイター側にいるけど、そんな優しいメッセージをもらった回数は片手で数えられるくらいだよ。オンラインコミュニティ、特に自分のところでのヘイトや批判、嫌な雰囲気に比べたら、ほんとに新鮮な空気を感じる。だから、自分が楽しんだ作品には必ず感謝のメッセージを送るようにしてる。自分にとってどれだけ大切だったか分かってるから、その優しい気持ちを伝えたいんだ。

アプリにはメールしか入れてないし、SNSとかはやってないんだ。ユーザーからはたくさんの優しいメールをもらって、見つけた問題や機能リクエストもあって、本当にありがたいと思ってる。

ある女性が、亡き祖父が書いた詩集について素晴らしいレビューを書いてくれたんだ。祖父が亡くなった後、彼に関する情報を探してたら、彼女のブログとその投稿を見つけた。ニュースを伝えたくてメールを送ったら、彼女はすぐに返事をくれた。どうやら、彼女は若い頃に母親を通じて祖父に会ったことがあるらしい。数日間、いろんな話を交換することになったよ。

知らない人からよく書かれたメールをもらうと、たとえ短くても、すごく嬉しくなる。だから時々、全くの他人にメールを送ってちょっとした喜びを広めてる。返信は期待しないっていつも付け加えるから、相手も気を使わなくて済むんだ。

時々、こういうメールやブログのコメントをもらうことがあって、いつも嬉しい。去年、15年前の自作ゲーミングPCに関する投稿に残されたコメントが特にお気に入りだった。「その時代にしては本当に素晴らしい構成だ」と書いてあって、「その時代にしては」って部分がすごくレトロな気分にさせてくれた :D

あと、著者についても。世界の超有名人じゃなくても、ベストセラーの小説でも、ちゃんと考えたことを示したり、実際に本を読んだりしてればいいんだ。

HNのモデレーターにはあまりメールを送らないけど、時々アイデアを提案することがあって、返事が来ることもある。彼らには感謝の気持ちを込めて大きなありがとうを言うようにしてる。彼らは感謝されない仕事をしてるけど、HNのコミュニティは彼らの仕事を評価してると思う。ここはちょっと普通じゃないコミュニティだしね。 :)

若い世代の一員として、メールの連絡がどれだけ強力かを誰も教えてくれなかった。連絡先としてメールを残してくれる人には大きな感謝を、さらに15分以内に返信してくれる人には本当にすごいと思うし、直接のコミュニケーションをいつも感謝してる。IOSがプライベートメールサーバー用のプッシュメールをサポートしてくれたらいいのに…全部は望めないか。

ghidra-delinker-extensionについて、いくつかメールをもらったことがあるけど、メールだけに限らないよ。GitHubのイシューやDiscordのメッセージでも、何度も連絡をもらったことがあるし、それがきっかけで深い技術的なやり取りを世界中の賢い人たちとできた。そうじゃなければ出会えなかった人たちと話せたのは貴重な経験だよ。自分のツールを使って、全くクレイジーなプロジェクトを成功させている人も見たし、インドのデータサイエンティストが、趣味でACM 2025で発表した話に触発されて、自分の仕事を世に出すことにしたっていうのもあった。こういう人たちと交流することで、自分の視野が広がったんだ。実際、ある時は地球の反対側にまで行ったこともあるしね。内向的で、人との交流を始めるのが嫌いな自分でも、こんなことができたんだから、もっとメールを送るべきかも。

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