概要
- Pull request文化 の限界とZedチームの独自性
- DeltaDB の登場とその革新的なバージョン管理手法
- 会話中心 のソフトウェア開発への転換
- Gitとの違いと 共同作業の新しい形
- 今後の展望と 早期ユーザー募集
プルリクエストの限界とZedチームのアプローチ
- Pull request によるコメントのやり取りは、Zedチームには効果的でなかった現実
- 同じ ワークツリー でリアルタイムに議論しながらコードを書く文化
- GitHubでは コミット・プッシュ後 でないと議論できず、重要な会話は既に終了している状況
- 2021年、 Zed を設立し、コミットの制約を超えたコラボレーション環境の構築を目指す
- 世界最高峰の開発者にふさわしい エディタ と新しい協働手法の提供
エージェント時代における会話の重要性
- 人間同士のコラボレーション で考えていた課題が、エージェントとの協働でさらに重要に
- コード生成の本質が 会話 そのものになりつつある現状
- 会話とコードが 連続的 に進行し、常に相互参照が必要な新しい開発スタイル
- Git はコミット単位であり、この流れに適応できない課題
DeltaDB:新しいバージョン管理の提案
- DeltaDB は、会話や編集操作を 細粒度のデルタ としてストリーム化し、それぞれに安定したIDを付与
- 各デルタを個別に参照できるため、コードの進化の任意の瞬間を指し示せる
- 会話と編集内容を 隣り合わせで記録 し、両者の乖離を防止
- Conflict-free replicated worktrees により、複数人・複数エージェントが同時に同じファイルを編集可能
- ファイルは実体として存在し、エージェントはターミナルから操作、必要に応じてワークツリー全体をマウント可能
ソースコードからソース会話へ
- 参照が デルタ に紐づくため、コードの移動にも強く、過去の会話から現在のコードへ即座にジャンプ可能
- 任意のコード行から、そのコードを生んだ会話や以降の全ての関連会話を追跡可能
- エージェントも会話履歴を活用し、コードの背景や理由を把握・質問可能
コミット不要のコラボレーション
- 本質的には エージェントとの会話 だけでコラボレーションが完結
- 作業中でもチームメンバーが参加し、エージェントやコードへの注釈追加が可能
- Pull requestやレビューコメントは、会話とコードが分断されていたから生まれた儀式
- 会話とコードを 同じ場所 に置くことで、その儀式は不要に
- GitやCI はチェックや外部連携の役割に専念し、コラボレーションの場からは解放
今後の展望とユーザー募集
- ソフトウェアは今や 会話 の中で形作られる時代
- DeltaDB はそのためのバージョン管理システム
- 数週間以内に β版 をリリース予定、早期ユーザーの募集を開始
- 興味がある方は ウェイトリスト への参加を呼びかけ
- Zed はmacOS、Windows、Linuxで利用可能、ダウンロード案内
- ブログテーマに共感する方には 採用情報 も案内