概要
- アメリカ で 太陽光発電 が新たな記録を達成
- 石炭発電 のシェアが減少し続ける現状
- 連邦政策に逆行しつつも 再生可能エネルギー が成長
- Trump政権 による石炭推進とその影響
- 投資家 や市場の動向は太陽光発電に有利
アメリカにおける太陽光発電の成長と石炭の衰退
- Ember や Solar Energy Industries Association (Seia)、 Wood Mackenzie のデータによる太陽光発電の拡大傾向
- 2024年5月、 太陽光発電 がアメリカ全体の電力供給で初めて 石炭発電 を上回り、シェア12.8%を記録
- 石炭発電は12.2%に低下し、過去4番目に低い月間シェアとなる
- 太陽光発電が 天然ガス、 原子力 に次ぎ、アメリカで3番目に大きな電源へ成長
- 石炭発電は4月に月間最低記録を更新し、5月も小幅な回復にとどまる
- 再生可能エネルギー (太陽光、風力、地熱、水力、原子力)は 炭素排出ゼロ で地球温暖化対策に寄与
電力需要の変化と再生可能エネルギーの展望
- 約20年間横ばいだったアメリカの 電力消費 が増加傾向
- AI の発展、国内製造業の成長、 輸送・暖房の電化 が要因
- 近い将来、 太陽光発電 が年間ベースでも石炭発電を上回る見通し
- 連邦レベルで再生可能エネルギーへの支援が減少する中、太陽光発電の「底力」が示される
- 風力発電 と 太陽光発電 の合計、または風力単独でも春季に石炭を上回る例が増加
- Ember は 米国エネルギー情報局(EIA) のデータを利用
世界的な再生可能エネルギーの拡大
- 国際エネルギー機関(IEA) の予測によれば、2030年までに再生可能エネルギーが 世界の発電の45% を占める見通し
Trump政権の石炭推進政策と市場の反応
- Trump前大統領 は石炭産業支援策として約7億ドルを投入し、石炭火力発電所や輸出を後押し
- Trumpは「石炭は素晴らしいビジネス」と発言
- Heliene (カナダの太陽光パネルメーカー)のCEO、Martin Pochtarukは「投資家は最も利益の出る分野に資金を投じる」と指摘し、太陽光発電が最速成長分野であることを強調
- ホワイトハウス 報道官は「Trump政権はアメリカのエネルギー安全保障強化を目指す」とコメント
- 石炭産業の衰退防止や17ギガワット以上の電力供給維持に貢献と主張
再生可能エネルギー政策の現状と課題
- Trump政権下で 太陽光・風力発電プロジェクトの中止 や クリーンエネルギー開発の遅延 が発生
- 手頃な太陽光発電プロジェクト向けの70億ドル の資金も打ち切り
- それでも Seia によると、過去5年間で太陽光発電が新規電源のトップ
- 2024年第1四半期、新規発電容量の91%が太陽光発電と蓄電池によるもの
今後の展望
- 政府の方針に関わらず、 投資家・市場 の判断により 太陽光発電 の成長が継続
- 再生可能エネルギー の割合増加と電力市場の変化が今後の大きな焦点