概要
- ZulipプロジェクトとKandra Labsが大きな転換期を迎えた発表
- 創業者らがAnthropicに移籍し、Zulip Foundationという非営利組織に会社を寄贈
- 新しいガバナンス体制でZulipの価値観と持続可能性を強化
- サービスやサポートは中断なく継続、体制移行も安定
- 今後の資金調達や運営方針の透明性が向上
Zulipプロジェクトの新体制と今後
- Zulip は、数千の企業や研究コミュニティで利用される 組織型チームチャット製品
- 独自の トピックベーススレッドモデル で多数の会話を同時進行可能
- 最新版 Zulip 12.0 では、世界中160名による約5,500件のコミットを実現
- 新設の Zulip Foundation が、Zulipプロジェクトの正式な管理団体
- 公益組織やコミュニティ向けの最良のチームチャット体験の開発が使命
- Kandra Labs はZulip Foundationの完全子会社となり、他の株主や負債なし
- すべての業界向けにZulipのホスティング・サポート・改善を継続
新しいガバナンス体制と理事会・アドバイザリーボード
- 理事会メンバー
- Tim Abbott (創業者)
- Greg Price (共同リーダー)
- Alya Abbott (プロダクトリード)
- Josh Triplett (Rustコミュニティリーダー)
- アドバイザリーボード
- Andrew Sutherland (MIT研究者)
- Hazel Weakly (Haskellコミュニティリーダー)
- Jeremy Avigad (Carnegie Mellon University教授)
- Nick Bergson-Shilcock (Recurse Center CEO)
- Puneeth Chaganti (OCaml開発者)
- 追加の理事・アドバイザーも募集中
リーダーシップ移行とサービス安定性
- Zulip Cloud、モバイルプッシュ通知、サポート契約、Google Summer of Codeメンターなどの事業は中断なし
- Kim Vandiver がKandra Labsの暫定社長として就任、円滑な移行を支援
- サービスの安定性は過去最高レベル
- リーダーシップ移行に伴い開発速度は一時減速する見込みだが、長期的には小さな影響
価値観の明文化と持続的資金調達
- Zulip Foundation 設立で、長年の価値観(顧客データ保護・プロダクト重視等)を恒久化
- 財団化で 外部資金調達 (助成金・寄付)が可能になり、持続性を強化
- これまでの資金は主に創業者の個人投資とサブスクリプション収入に依存
- 財団主導の募金キャンペーンや助成金申請が可能に
創業者の退任理由と今後の関わり
- 創業者Tim Abbottは Anthropic に移籍、AIの責任ある開発に貢献のため
- 長年のリーダー3名(Alya Abbott, Greg Price, Alex Vandiver)も同行
- Zulipチームの残り12名は引き続きZulipの開発・運営を担当
- 平均4年以上の経験、累計25,000コミット超
- Tim Abbottは今後も貢献者・アドバイザーとして関与予定
コミュニティへの呼びかけと今後の連絡先
- 追加理事・アドバイザー・リーダー職の募集
- 質問や懸念は support@zulip.com まで
- 2026年5月19日(火) 4 PM UTC にZulip開発コミュニティでライブQ&A開催
- コミュニティ参加は#generalチャンネルが推奨