概要
- AWS初期からの熱心なユーザー体験の振り返り
- 長年の信頼が徐々に失われた理由の具体例
- サポートや複雑さ、コストに対する不満の詳細
- AWSへの一時的な再利用とトラブル発生
- 今後AWSを完全に離れる決意
AWSとの長い関係と失望
- AWS初期 :SQS、S3、EC2、SimpleDBなどが揃った時代からのユーザー体験
- メルボルンでの初AWSイベント主催、米国からのAWS担当者を招待
- クラウドコンピューティング革命 :スタートアップが数分でシステム構築可能になった衝撃
- AWSへの完全な信頼と熱狂、15年以上にわたる“信者”状態
- 関係の変化 :小さな不満が積み重なり、最終的に愛着が消滅
AWSへの不満点
- 公式クライアントライブラリ不在 :最初の6年間、コミュニティ頼りで開発負担を押し付け
- Python 2からPython 3への移行の遅さ :非合理的な対応
- DynamoDBへの強い不満 :コスト高・使い勝手の悪さ・システム品質の低さ
- データ転送コスト :初期20セント/GBから9セント/GBへ値下げも依然高額
- 複雑な請求体系 :内部データ移動で二重・三重課金、専門知識必須の“罠”多数
- IAMの複雑さ :認証・権限管理が極めて難解、全体的なAWSの複雑性の象徴
- AWS Lambdaの問題点
- スケーラブルの売り文句に惹かれるも、開発の複雑さ・ベンダーロックインが深刻
- 従来のWebサーバー運用と比較して明確な利点が少ない
- AWS Lambdaの解除・移行が最も困難
- オープンソースプロジェクトへの強引な対応
- Elasticsearch、Redis、MongoDBなどの意向無視でOpenSearch、Valkey、DocumentDBを展開
- 結果としてSSPL、Elastic Licenseなどの防衛的ライセンスが普及
- コミュニティや企業の努力を無視し、顧客関係を独占する姿勢
- その他の不満多数 :AWSを思い出すだけで気分が悪くなるほど
関係の終焉と部分的な継続利用
- 突然の愛情喪失 :ある日を境に完全にAWS離れ
- ほぼ全サービスから撤退、Route53でドメイン管理、S3でバックアップ、WorkMailの限定利用のみ継続
- WorkMailサービス終了通知 :12ヶ月後に停止予定
AWS再訪とトラブル体験
- AWS BedrockでClaude/Anthropicの動作テスト :速度遅い上にコストが高い
- ハイスペックEC2スポットインスタンスでのベンチマーク :192コア・1TB RAMマシンでテスト
- 突然のセキュリティアラート :長期間休眠後の高額利用でアカウント制限
- AWS WorkMail停止 :ビジネスメールが利用不能に
- サポート対応の遅さ :プレミアムサポート未契約で返信遅延、フォーラムやチャットでも解決せず
- 4日経過してもアカウント制限継続、業務やテストが進まない状態
最終的な決意
- AWSへの信頼喪失を再認識、残りのサービスも完全にAWSから移行予定
- AWSに再び期待しない教訓 :Route53やWorkMailからも撤退を決意
- 再訪が最後の失望体験となったことへの納得感