概要
- 自宅のネットワークを 2.5Gb/s から 10Gb/s へ段階的にアップグレードした記録
- 室内の構造化配線(RJ45)を活用しつつ、 スイッチ や ルーター の選定・設置
- 配線規格(CAT-5E/CAT-6/CAT-6A)による 速度・熱 の検証
- 温度管理 や監視のための Telegraf/Grafana の活用
- 運用上の工夫や発生した課題(熱対策、機器選定)
10Gb/s家庭内ネットワーク構築記
- 既存の 2.5Gb/sネットワーク から 10Gb/s へのアップグレード計画
- 室内の 構造化配線 (各部屋のRJ45、パッチパネル)を活用したネットワーク設計
- WiFi主体運用ながら、 有線バックボーン でPC群や外部接続を確保
- 既存配線の規格が CAT-5E/CAT-6/CAT-6A か不明のため、段階的な導入を選択
- 最初のステップとして、書斎内ネットワークを 10Gb/s 化
- メインPC(perry)とProxmoxクラスタ(旧mini-PC群)を中心に接続
- MikroTik CRS305-1G-4S+INスイッチ+10GBASE-Tアダプタ+DACケーブルで構築
- Proxmoxクラスタ側は2.5Gb/sスイッチ(TRENDnet TEG-S5061)を継続利用
- 旧スイッチのSFP+ 10Gb/sアップリンク端子を活用し、10Gb/sバックボーンを実現
- iperf3による転送速度テストで合計 約4Gb/s を確認
- 構造化配線経由の速度検証
- Ubiquiti 10Gb Ethernetドングル+ノートPC(laura)でiperf3テスト
- perry→lauraで 約10Gb/s、逆方向で 約7Gb/s (USB接続によるCPUボトルネック判明)
- 配線の距離や規格的に CAT-6/CAT-6A の可能性が高いと推測
- 熱問題(USBドングルやSFP+モジュールの高温化)が顕在化
10Gb/s対応機器の選定と設置
- パッチパネル側はRJ45接続が前提のため、 MikroTik CRS304-4XG-IN を選択
- ISP提供機器は10Gb/sポートが1つのみ
- 信頼性重視で自前ルーター(Protectli VP2440、SFP+ x2, RJ45 2.5Gb/s x2)を導入
- 熱問題をメーカーに問い合わせ、技術担当から「問題なし」の回答を得て導入決定
- 新ルーター(reggie)をArch Linuxでセットアップし、問題なく稼働
- ネットワーク構成
- ISP→reggie(WAN)→reggie(LAN)→壁→パッチパネル→nelly(スイッチ)→書斎
- nigel(書斎のMikroTik)→perry(ワークステーション)、Proxmoxクラスタ
- WiFi AP(winona, Ubiquiti U6 Enterprise)を一時的に書斎へ移動後、再びルーター隣に戻す
- 追加で MikroTik CRS304-4XG-IN (norman)を導入し、APや壁配線へ分岐
- ルーター・スイッチ・APを換気のないサイドボード内に設置し、熱対策が課題に
温度監視と熱対策
- 全機器に Telegraf を導入し、CPUやSFP+モジュール温度、ネットワーク使用量等を監視
- データは InfluxDB (Proxmox VM上のvarro)に集約し、 Grafana で可視化
- Protectliルーター(reggie)のSFP+モジュール温度は高めだが、ケースがヒートシンクとして機能
- MikroTikスイッチ(norman)は内部温度70℃を超えるケースもあり、改善の余地
- サイドボード内の換気不足、AP(winona)の発熱が影響
- APの移動やUSBファン導入による冷却を検討
- パッチパネル側スイッチ(nelly)は発熱が少なく、十分な余裕
- 書斎側のスイッチ(nigel)も別途監視対象
運用上の工夫・課題
- 熱対策の重要性(特に 10Gb/s SFP+モジュール や高密度設置時)
- メーカーへの事前確認や、 30日返金保証 などリスクヘッジ
- 監視環境(Telegraf/InfluxDB/Grafana)によるトラブル早期発見体制
- 配線規格が不明でも、段階的な導入と実測でリスクを回避
- 今後の課題として、夏場の温度上昇や冷却強化の必要性