概要
- Duke University のGDDI修士課程で Playdate という小型ゲーム機が授業に導入
- Unreal Engine の難しさを補うため、素早くプロトタイピング可能なPlaydateを活用
- Playdateの開発キットやシミュレーターは 無料 で利用可能
- 制約が創造性を促進し、学生が実際に プレイ可能なゲーム を短期間で制作
- この経験から Playdate for Education という教育向けプログラムが誕生
Duke Universityのゲームデザイン教育に変革をもたらした小さな黄色い携帯ゲーム機
- Duke University のGDDI(Game Design, Development, and Innovation)修士課程の新設
- 専門ソフト Unreal Engine は習得に時間がかかるため、初学者向けの授業では不向き
- 以前は インデックスカード に手書きでゲーム画面を描き、フィードバックを得る手法を採用
- より良い解決策として、 Playdate という黄色い携帯ゲーム機を導入
- Panic社が開発した、ポケットサイズ・1ビットディスプレイ・折りたたみクランク付きのユニークな端末
- 2022年発売、既に約2000本のインディーゲームが開発
- Playdateの教育向けメリット
- 開発キットが無料 で提供され、プログラミング未経験者でも使える Pulp というブラウザゲームビルダーも利用可能
- Playdate Simulator でPCやMac上でも動作確認でき、実機がなくても開発スタート可能
- ゲームの実機展開も数秒で完了
- GDDIプログラム責任者の Ernesto Escobar 氏とPanic社の Greg Maletic 氏(Duke卒業生)が連携
- 2024年秋から、Playdateが 導入授業の中核 となる
- 制約が創造性を刺激
- モノクロ表示・控えめな処理能力が、ゲームに本当に必要な要素を考えさせる
- 独自のクランク入力も発想を促進
- 例:学生のDiego Medina Molina氏はクランクで砲塔を操作する戦車ゲームを開発
- 携帯性 が即時のユーザーテストを実現
- プロトタイプを作成後、学内で即座に複数人にプレイしてもらえる
- 「とても小さく親しみやすい見た目で、気軽に他人にプレイを頼める」とEscobar氏
- 学生の制作事例
- 「owl(フクロウ)」というワードを必ず取り入れる課題
- Omar Masri氏:Owl Invasion(タワーディフェンス要素のアクションゲーム)
- Brandon Huffman氏:Owlphabet Soup(クランクでスープから文字をすくい単語を作るスペリングゲーム)
- Huffman氏「開発キットが直感的で、実機がなくてもゲームが作れるのは驚き」
- 「owl(フクロウ)」というワードを必ず取り入れる課題
- プログラム開始以来、 50台以上のPlaydate が学生に提供
- 今後も様々な授業で活用予定
Playdate for Educationの誕生と今後
- Duke University での成功を受け、Panic社が Playdate for Education を開始
- 教育機関向けにPlaydateを 割引価格 で提供
- 学生は習得前から 即座に実践的なゲーム開発 が可能
- Playdate for Educationの詳細は play.date/education
- Duke UniversityのGDDI修士課程詳細は masters.pratt.duke.edu/gddi