概要
- 2024年春、北京のARバスツアープロジェクト支援の依頼を受ける
- 到着後、現場の技術的・運営的な混乱を目撃
- 数々の改善提案や過酷な労働を実施するも、根本問題は解決せず
- 約束された報酬は支払われず、法的回収も困難
- 経験から得た教訓とFAQを共有
北京ARバスツアープロジェクト体験記
- 2024年春、友人経由で 北京のARバスツアープロジェクト 支援依頼を受領
- クライアントは カリフォルニア拠点、信頼できる知人の名前も挙がる
- 過去の経験から ARバス特有の技術的難題 を熟知
- 初回ミーティングで 技術的アプローチの質問 も、明確な回答なし
- 初期段階から 違和感 を覚える
- 即渡航 のためビザを確認、以前のプロジェクトで取得したビザが有効
- 現地到着後、 プロジェクトの混乱ぶり を目撃
- 未経験の若手開発者 がバイナリコードをUSBで直接本番環境にデプロイ
- バージョン管理未導入、そもそも概念を理解していない
- AR実装の基礎的知識不足 (レンズ歪み補正・視差・オクルージョン等未対応)
- ジャイロスコープの軸反転 や バスのピッチ誤反映、 GPSの不安定さ 放置
- レンダーパイプライン混乱、35層以上のフルスクリーン合成を非効率実装
- 消費者向けPC・OLEDパネル の物理的リスク管理も皆無
- MDF棚をラック代用、振動多い悪環境
- ノードベースプログラミングのスパゲッティ化、可読性・保守性皆無
- 納品遅延・コスト超過、基礎機能すらまともに提供できず
- 過信と未熟さ による現実認識の欠如
- 改善提案・環境整備 を繰り返し提案
- レンズの内部パラメータ測定、カラーマネジメント導入、カメラの予備確保
- レンダーパイプライン再構築、 Windowsビルドの標準化 要請
- バージョン管理導入 を実演し、効率化を説明
- 根本的課題解決よりも派手な演出 を優先するよう要請される
- ストーリーボードもなく、口頭説明のみで即日エフェクト制作を強いられる
- クライアントは期待外れに毎回不満を表明
- 制作フローの明確化と段階的承認プロセス を提案
- 職場内のハラスメント問題 も仲裁
- 11~14時間労働を24日連続 で実施、私物機材・ソフトウェアを持ち込み使用
- 全費用自己負担、怪我を抱えながらの作業
- 家族への負担増加、育児への影響
- 契約金の4分の1以下しか受領できず
- 信頼のみに基づいた対応、しかし最終的に未払い
- 法的手段も実質無力
- 債権回収業者も「訴訟は無意味」と助言
- 会社清算で債権回収不能リスク
- 同様に被害を受けた他関係者とも連絡を取り合う
得られた教訓
- 助けを必要とする人が助言を受け入れない場合、救済不能
- 契約書は無力化しうる
- 現金で35,000ドル盗めば重罪だが、労働の搾取は合法
- クライアントはプロと素人の区別ができない
- 直感を信じることの重要性
FAQ
- 通常は進捗払い契約を導入、今回は3週間の短期集中だったため未導入
- 信頼関係重視で進捗払いを省略、結果的に裏目
- 債務自体は否定されていない、支払期日以降は言い訳の連続
- 渡航費は自己負担せず
- 他の関係者も同様に未払い被害
- クライアント側の支払い遅延期待で引き延ばし
- 最終顧客も非常に不満
- 関係者の実名公開も可能(要連絡)
- 直感を信じるべき
まとめ
- 信頼だけに頼る契約やプロジェクト遂行の危険性
- 技術力・運営力のない組織との協業リスク
- 法的手段の限界と自己防衛の重要性
- プロジェクト参画時は進捗払い・環境確認・契約条件の厳守が必須