概要
- Infinite Mac が初期の Mac OS X (10.1と10.3)に対応
- PearPC のWebAssembly移植と DingusPPC の最適化に成功
- Infinite HD を再構築し、当時のインディーソフトも収録
- Aquaモード や複数ディスクイメージのマウントにも対応
- 今後はさらにレトロなOSやQEMU移植も視野
Infinite Macで初期Mac OS Xを動作
- Infinite Mac が Mac OS X 10.1 と 10.3 をウェブブラウザ上で動作可能
- 実機同様、動作速度は速くないが、当時の体験を忠実に再現
- Infinite HD も再構築し、当時のインディーソフトウェアを多く収録
PearPC移植とDingusPPCの最適化
- DingusPPC の進化を追いながら、独自に移植や改良を実施
- PearPC のコードベースをWebAssembly/Emscriptenへ移植
- レガシーC++コードや独自クラスにも対応
- kanjitalk755 の実験的ブランチを参考に作業
- PearPC はマルチプラットフォーム設計で移植が容易
- DingusPPC と比較し、安定性は高いがパフォーマンスはやや低下
- MMUキャッシュ未実装による速度低下、DingusPPCは成熟したキャッシュ機構を搭載
- DingusPPC の安定性向上により、10.1も安定動作
パフォーマンスと互換性
- PearPC で10.2の起動時間を約15秒短縮
- それでもフル起動まで約2分かかるため、UIで注意喚起を実装
- DingusPPC のベンチマークハーネスをPearPCにも移植し、最適化を適用
- 浮動小数点命令 のFPビットチェック実装で描画バグを解消
- 両エミュレータを併用することで広範なMac OS Xバージョンに対応
Infinite HDの再構築
- Infinite HD に2000年代初期のソフトウェアやDeveloper CDを収録
- ディスクイメージのバリエーション対応で dmg2img などを活用
- HFS+固有の機能には一部制約があるが、多くのソフトは問題なく動作
- 複数ドライブのマウントは、DingusPPCフォークのアイデアを応用
AquaモードとUI資産
- サイトのコントロールに Aquaモード を追加
- 10.0/10.1時代のオリジナル画像アセットを抽出・再現
- UIリニューアルの際の比較資料としても活用可能
その他の進化と小ネタ
- 複数イメージのマウントで Mac OS 9 パーティションも利用可能(10.1のみ対応)
- Classic環境 の再現や、バージョンごとの挙動検証も可能
- 起動進捗の可視化や Open Firmware変数 指定によるデバッグモード搭載
- ドメイン名取得の小話や、今後のレトロOS対応への意欲
さらなる展望
- A/UX や NeXTStep、 Lisa、 Pippin、 Newton など更なるレトロ環境への対応検討
- QEMU のWebAssembly移植(qemu-wasm)にも注目し、今後の可能性を模索
この進化により、 Infinite Mac は初期 Mac OS X 体験を現代のブラウザで再現しつつ、今後もよりディープなレトロ体験の拡張を目指している。