概要
- Tenth Circuit控訴裁判所 が抗議者のデバイス・データ捜索に関する訴訟の棄却を覆す判決
- 捜索令状の 過度な広範性 と特定性の欠如を指摘
- 警察官の免責特権 を否定し、明確な違法性を認定
- 抗議者の プライバシー権保護 における重要な勝利
- 今後の同様事例や市民権利保護への影響
Tenth Circuit控訴裁判所による抗議者データ捜索令状の違法性認定
- Armendariz v. City of Colorado Springs事件、2021年の住宅抗議活動が発端
- Colorado Springs警察による抗議者の デバイス・データ一括捜索令状 発行
- 写真・動画・メール・テキスト・位置情報 など2ヶ月分の全データ対象
- 「bike」「assault」「celebration」「right」など 26の広範なキーワード で無期限検索
- 抗議活動を主導した Chinook Center のFacebookページにも捜索令状
- Chinook Center自体は 犯罪容疑なし
- 地裁は 捜索の正当性 と 警察官の免責特権 を認め、原告の訴えを棄却
控訴と支援団体の動き
- 原告(Armendariz氏・Chinook Center)は ACLU of Colorado の支援で控訴
- EFF、Center for Democracy and Technology、Electronic Privacy Information Center、Knight First Amendment Institute がアミカス・ブリーフ提出
Tenth Circuit判決の内容
- 2対1の多数意見で 地裁判決を覆す
- 3つの捜索令状 すべてについて、範囲・期間が 過度に広範、特定性に欠けると判断
- 明白な違法性 があるため、警察官に 免責特権は認められない と明言
- 第一修正(表現の自由)については明言せずも、 警察側の敵意や抗議活動の背景 に言及
判決の意義と今後の展望
- 控訴裁判所が捜索令状の正当性を疑問視 するのは極めて異例
- 警察官の免責特権否定 も非常に稀
- 抗議者や一般市民のプライバシー権保護 にとって大きな前進
- 今後は 地裁での審理再開、さらなるプライバシー権の擁護期待