概要
Guinea worm(ギニアワーム)感染症 の世界的根絶が目前 2025年の人間の感染報告数は史上最少の10件 根絶されれば 天然痘に続く2例目の人類疾患根絶 伝播経路や症状、合併症の特徴 根絶プログラムの進展状況と現状
ギニアワーム感染症の特徴と伝播経路
- Guinea worm(Dracunculus medinensis) は水を介して感染する寄生性線虫
- コペポーダ(小型甲殻類) が幼虫を保有し、汚染水の摂取が感染源
- 感染後、 寄生虫は腸壁を貫通し体内を移動
- 約1年後、 長さ数十センチの成虫が足や脚の水疱から出現
- 成虫が全て出きるまで 最長で8週間かかる
- 激しい痛み から患部を水につける行為が、さらなる幼虫放出と感染拡大に繋がる
症状と合併症
- 強烈な疼痛 および水疱形成
- 二次感染や敗血症 などの合併症リスク
- 一時的または永続的な 障害 に至る場合も存在
根絶プログラムと進展
- 1986年開始時点で、アフリカ・アジア21カ国に約350万件の症例
- Carter Center 主導の根絶プログラム
- 2024年の症例は15件、2025年は暫定値で10件
- WHOによるギニアワームフリー認定 を受けていない国は残り6カ国
- 各国の症例報告が確定するのは 毎年4月のプログラム会議
根絶の意義と今後の展望
- 天然痘に続く人類史上2例目の感染症根絶 が目前
- 症例ゼロ達成と完全な監視体制 の維持が今後の課題
- 根絶実現により 公衆衛生向上と社会的・経済的負担軽減 への期待