概要
- イギリスの住宅 では電話線が多く、Ethernet配線はほぼ皆無
- gigacopper G4201TM を使い、既存の電話線でギガビットEthernetを実現
- パワーラインアダプター からの乗り換えで安定・高速通信を達成
- 輸入・設置・配線の実体験 を詳細に解説
- 電話線活用 の可能性と今後の市場性について考察
パワーラインアダプターからの脱却と課題
- 長年パワーラインアダプター (HomePlug AV200、AV500、G.hn 2400など)を利用
- 一部は安定、他は接続切れや速度低下が頻発
- ゲーム用途では 低遅延・安定性重視
- 最新G.hn 2400規格 の製品でも最大180Mbps程度、上階では80Mbps前後
- YouTubeやTV視聴は可能だが、 ギガビットには遠い
- イギリスのインターネット契約 は30Mbpsから900Mbpsまで多段階
- 価格差は小さいが、 実質的なギガビット提供は稀
- 現状500Mbps契約 だが、Helldivers 2の大型アップデート時に 回線速度の限界 を痛感
電話線再利用への挑戦
- イギリス住宅は電話ソケットが多数 (例:1LDKでも4口以上)
- 新築でもEthernet配線義務なし
- 既存の電話線活用 は技術的に可能だが、対応製品がほぼ皆無
- gigacopper(ドイツ製)G4201TM を発見し、導入を決意
gigacopper G4201TMの購入・輸入体験
- ドイツのAmazon/Ebay で購入可能(UK住所指定可)
- 国際送料・VAT調整 のため、販売者と直接連絡推奨
- DHLドイツ→Royal Mail への配送でトラブル多発
- 「不在」「配達待ち」等の 誤情報連発
- 輸入税(20% VAT+手数料) はRoyal Mailサイトでオンライン支払い
- Brexit以降、 輸入手続きの煩雑化 が常態化
gigacopper G4201TMのセットアップ・実用性
- 内容物:RJ11電話線、RJ45ギガビットEthernet、電源(独仕様)
- UK変換アダプター付属(便利)
- BT631A-RJ11変換ケーブルは別途調達
- 設置後即動作、500Mbpsフルスピード達成
- InHome/Client-Serverバリアント の違いに注意(InHome推奨、後からファームウェア変更も可)
- InHome:16台まで・サブミリ秒遅延
- Client-Server:2台固定・数ms遅延・帯域70/30分割
- 物理層最大1.7Gbps (実測1Gbps超えも可能)
- USB-C-Ethernetアダプターで速度検証・iperf3で確認
英国住宅の配線事情と限界
- 電話ソケットは2線式・デイジーチェーン配線が標準
- Cat5ケーブル流用例も多いが、 Ethernet化は困難
- ソケット毎に配線状態が異なり、 一貫性なし・混線多数
- gigacopperは2線/4線両対応
- 2線:200MHz SISO
- 4線:100MHz MIMO
- マスターソケット特定困難、配線は迷宮状態
- Ethernet専用配線化は実質不可能
総括・今後の展望
- 既存の電話線でギガビットEthernet を実現できるgigacopperは 英国住宅の救世主
- 潜在的市場規模は非常に大きい
- 製品の選択・輸入・設置ノウハウ が今後さらに重要に
- Ethernet配線不可住宅 における 最適解 として注目