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ビニールレコードからのブート(2020)

2026年1月23日原文(boginjr.com)

概要

  • IBM PC でレコードプレーヤーからのブートを実現した実験
  • カセットインターフェース を用いた独自ブートローダーの開発
  • FreeDOSカーネル や最小限のコマンド環境を64Kに収めたRAMディスク
  • レコード音声信号を デジタルデータ として読み取りブート
  • 信号補正や機材調整の詳細な技術的工夫

レコードプレーヤーからIBM PCをブートする実験

  • 通常のPCは HDD、SSD、ネットワーク、USB、DVD などからブート
  • 今回は レコードプレーヤー からのブートに挑戦
  • 10インチレコードに 64セクタ・512バイトのDOSブートディスク をアナログ記録
  • 総再生時間 6分10秒(45rpm) でデータ転送

システム構成と仕組み

  • IBM PC とレコードプレーヤーを アンプ経由 で直結
  • ROM内蔵ブートローダー がPCの「カセットインターフェース」を制御
  • BIOSが他のブートオプション失敗時に自動起動
  • レコードには 64Kの読み取り専用RAMディスク (FreeDOSカーネル、最小COMMAND.COM、INTERLNK)が記録
  • ブートローダーが音声信号をデータとして読み取り、メモリに展開して起動

技術的詳細

  • ブートローダーは BootLPT/865150CAXX の統合版(プリンターポート除外)
  • ROMは BIOS拡張スロット に挿入(または他メディアでも可)
  • カセットインターフェース :PCスピーカーのタイマーチャンネル2(出力)、8255A-5 PPIポートCチャンネル4(入力、I/Oポート62hビット4)
  • BIOS INT 15h を使いソフトウェアで変調・復調
  • ブートイメージは BOOTDISK.IMG (64K RAMディスク)、5150CAXXで「IBMカセットテープ」形式の音声データに変換し、レコードカッティング

信号補正・再生環境

  • レコードは RIAAイコライゼーションカーブ でカット、通常プリは逆補正
  • Harman&Kardon 6300アンプ (MMフォノプリ内蔵)を使用
  • トレブルを -10dB/10kHz まで下げ、バスを +6dB/50Hz に上げ、ボリュームは 0.7Vピーク 程度に調整
  • フェーズ・ラウドネス補正は 全てオフ
  • 信号に ノイズや大きなクリック音 がないことが重要
  • 若干のワウや速度誤差(±2~3%)は許容範囲

実験まとめ・入手情報

  • ブートローダーバイナリは 2364チップ用 (2764もアダプタで可)
  • IBM 5150、モノクロ画面、RAM512K以上の環境で動作
  • ブートディスクイメージやアナログ音声データは BootLPT/86記事 から入手可能
  • レコードの溝から直接ブートするという ユニークなハードウェア実験

まとめ

  • レコードプレーヤーを使い、 IBM PCのブートメディア として活用する前代未聞の試み
  • 古典的な カセットインターフェース を現代技術で再活用
  • 信号補正ROMブートローダー 設計など、ハード・ソフト両面の工夫
  • レトロPC愛好家オーディオマニア にも興味深い内容

Hackerたちの意見

うん、それめっちゃクールだね。メディアさえ手に入れば、実現可能なのもいいよね。

ちょっと高いけど、オンデマンドのレコードは作りやすいよ。

昔のスキャナーはSCSIだったから、ブートデバイスとして使えないかなって思ったんだ。スキャナードライバーとOCRソフトをBIOSに入れればできるかも。今はuEFIがあるから、もしかしたら簡単かもね。

*だった

もっと古いスキャナーは、セントロニクスケーブルでISAを生でつないでたんだよね。

中年のPowerPC Macでやってみて!

それはめちゃくちゃ素晴らしいアイデアだね!昔SCSIスキャナーを持ってたけど、もう部品にしちゃったんだよね。シンプルなブートローダーを書いて、紙に印刷されたバイトをメモリに読み込んで起動することができるかも。例えば、黒(0)、白(1)とか、長い長方形(1)、短い長方形(0)みたいな感じで。A4用紙のストレージ容量ってどのくらいなんだろう。

いいプロジェクトだね。昔は雑誌がフレキシディスクでソフトを配布してたんだよね(https://en.wikipedia.org/wiki/Flexi_disc)。あれ、すごく信頼性が低かったのを覚えてる。雑誌には、フレキシディスクをカセットテープにコピーしてから使うようにって書いてあった。ディスクは通常1回か2回しか再生できなかったからね。

クールだね。80年代に音楽雑誌でそんなディスクを手に入れたのを覚えてる。あの時、ソフトを載せられるかもって思ったけど、実際にやってるのは見たことなかったな。

そういえば、私はAcorn Electron(BBC Micro互換)を持ってたんだけど、ソフトは音声カセットで、時々コンピュータ雑誌の表紙に貼られてソフトのデモを共有してたんだ。電話に繋がってないモデムみたいなもので、テープが擦り切れてきたら、鉛筆をギアの一つに入れて少し巻き取って修理することもあったよ。音楽用のデュアルテープデッキがあればソフトをコピーできたんだ。

私の国では、アタリ800のソフトをラジオで放送してたんだよね - そして、それがちゃんと動いてた…

古いアミガのバックアップをVHSにまだ持ってるよ。ちゃんと動いたし… :)

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