概要
- Richard D. James (Aphex Twin)と元Korgエンジニア Tatsuya Takahashi の対談内容
- Monologue 開発の裏話や マイクロチューニング 導入経緯
- 音楽や設計における 標準化 と創造性の関係
- アナログ・デジタル楽器 の違いや、音響哲学の議論
- 伝統や常識への疑問と オリジナリティ の追求
Richard D. James × Tatsuya Takahashi:Monologue開発とマイクロチューニング
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Monologue 開発終盤に Richard D. James が参加、刺激的な体験
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Tatsuya Takahashi にとってMonologueはKorgで最後に直接携わったシンセサイザー
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マイクロチューニング 機能はRichardの強い要望で実現
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標準の 440Hz 調律への疑問と、直感に従う重要性
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Yamaha DX100 での実験から独自のチューニング哲学を形成
- 1939年に 西洋政府 が440Hzを標準化
- オーケストラの実際の平均調律は440Hzよりやや低い傾向
- Cymatics (音の可視化)や水の共振など、音と自然現象の関係に着目
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標準化 は利便性を生む一方で、創造性を制限する危険性
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子どもの教育現場における画一的な表現(例:日本の「太陽は赤」)への疑問
サンプリングレートと音の個性
- 48kHz サンプリングレートは Nyquist定理 に基づく標準
- volca sample は技術的制約から31.25kHzという独自レートを採用
- サンプリングレートの違いが 音の個性 を生む要因
- 人間の聴覚は20kHzまでとされるが、身体はそれ以上の周波数も感じる可能性
- 低ビットレート や 70年代的な音質 への愛着
規格からの逸脱とインターフェース設計
- Yamaha SK-10 や Calrecミキサー など、逆配置のフェーダーの面白さ
- オルガンのドローバー 由来のデザイン
- 物理的操作感 と文化・言語の違いの対比(例:英語の"coming"と日本語の"行く")
- 日本語の縦書き文化と DAW (Cubase等)の横書き文化への変化
- 日本のシンセが Moog を模倣しなかった場合の可能性
- Suzuki 製キーボードの日本独自チューニングや物理的仕掛け
- UI/UX の新しい発想(例:ダブルヘリックス型フェーダー)
アナログとデジタル、そして「不完全さ」の魅力
- SH-101 と DX100 のチューニングの違い
- SH-101はアナログ特有の不完全なイコールテンパラメント
- デジタルシンセに「悪い」チューニングを適用する面白さ
- Prophet の「SLOP」パラメータのように、 ピッチの不安定さ をプログラム可能化
- Mieda (Korgの伝説的エンジニア)の教え
- 「楽器は完璧な波形や動作点を必要としない。良い音が出ればそれでいい」
- Monologue や minilogue、 volca のオシレーターは未使用時に自動調整
- 主観的な心地よさ を重視した設計
マイクロチューニング編集機能の価値
- Selected Ambient Works Vol. II 制作時に本格的なカスタムチューニングを導入
- Monologue の直感的なチューニングテーブル編集機能
- Scalaファイルのインポート・エクスポート対応予定
- この機能だけでも購入価値があるとRichardが評価
技術と創造力の対話
- 標準化 と 個性の追求 のバランス
- 直感 や 身体感覚、 文化的背景 が音楽や機器設計に与える影響
- 「良い音」とは何か、 技術的正確さ と 音楽的感性 の間での模索
- 未来のインターフェース や 音作り の可能性への提案