概要
- 大量の蔵書 管理が困難になった経緯と課題
- AIエージェント 活用で実現した自作書棚プロジェクト
- データ収集・整形・UI構築 の具体的な手順と工夫
- 人間の判断・センス が果たす役割の明確化
- AI時代の実行力と審美眼 の価値についての考察
蔵書管理の限界と葛藤
- 所有書籍数が 500冊 を超えた時点で、記憶による管理が困難化
- スプレッドシート など単純な方法も「面倒さ」で未実施
- 実行と意図のギャップ がプロジェクトを停滞させる主因
- AIエージェントの登場で「 実行の壁」が低下
- 自分の役割 が「実行」から「判断」へ変化する転機
既存ツールの限界
- ISBNスキャナーアプリ はローカル版や古書で失敗
- Goodreads などもマイナー出版社や珍しい書籍に非対応
- 不完全なデータ が逆にストレスとなり、作業の中断を招く
- 必要なのは「 不完全さを許容できる仕組み」の構築
データ収集とAI活用
- まず 全書籍の写真(470枚) を撮影しPCに保存
- 画像ファイルの リネーム・変換 など前処理を自動化
- AIにより OpenAI Vision API 経由でタイトル・著者・出版社を抽出
- 約 90%の精度 で自動抽出、残りは手作業で修正
- 追加書籍も 同パイプライン で簡単に反映可能
表紙画像の取得と工夫
- メタデータは整ったが、 表紙画像 は未取得
- Open Library API でカバー画像取得→半数が低品質・不一致
- SerpAPI経由Google画像検索 で不足分を補完
- 10冊のみ手作業修正、大半は自動化で対応
書棚UIの再現と進化
- 最初は 表紙グリッド、だが無機質で物足りない
- 本棚らしさ は背表紙のランダムさ・色・厚みにあると再認識
- 背幅はページ数から自動算出、色も自動抽出し可読性も確保
- 実物本棚の質感 をWeb上で再現する工夫
アニメーションと体験の追求
- 静的な表示に違和感、 Framer Motion で背表紙の傾きアニメ追加
- 最初は「 動きが不自然」→AIの指摘でrender cycle外アニメに修正
- アイデア試行コストの低下 で細部までこだわれるように
不要な機能の削除と取捨選択
- 無限スクロール を実装→体験悪化で削除決断
- 「 動くコード」でも「 不要なら消す判断」は人間の役割
モバイル対応とUIの多様化
- デスクトップでは満足も、 モバイルでは横スクロールが不便
- 縦積みスタックビュー をAIに指示し即実装
- アニメ・色・データ構造も流用、 説明不要の完成度
人間の役割とAIの実行
- コードは Claude が執筆・実装
- 自分は「 90%で良しとする判断」「手作業修正」「UI選択」「不要機能削除」など センスと決断 を担当
- 実行コスト低下 で、より「審美眼」や「判断力」が価値を持つ時代へ
AI時代の実行とセンス
- 実行はAIが担う時代、人間は「何を良しとするか」を決める役割
- 書棚プロジェクト は、AIと人間の最適な分担の象徴
- 手作業時代の感覚 が過去のものに感じられるほどの変化
- 実行コストは下がるが、センスの価値は変わらない という実感