概要
- 2025年10月、 Immich関連サイト がGoogle Safe Browsingにより 危険サイト扱い
- Google Safe Browsing は多くのブラウザに組み込まれ、警告が表示される仕組み
- サブドメイン一つが フラグされると、全ドメインに影響
- 問題解決には Google Search Console でのレビュー申請が必須
- 今後の対策として プレビュー環境のドメイン分離 を検討
ImmichサイトがGoogleに危険とフラグされた経緯
- 2025年10月、 immich.cloud 配下の全サイトが 危険サイト として警告表示
- ブラウザで「赤い警告画面」が表示され、ほぼ全ユーザーがアクセス不可状態
- Immichチーム内でも Safe Browsingの仕組み が不明で混乱
- Google Safe Browsing はマルウェアやフィッシング等を検知する無料サービス
- ChromeやFirefoxなど主要ブラウザに統合
- フラグの基準や仕組みは公開されていない
- 一度フラグされると、 「詳細」→「安全なサイトに進む」 を選ばない限り閲覧不可
フラグ発覚と影響範囲
- ある日、 immich.cloud 配下の複数サイトが一斉に 危険判定
- ユーザーからも 自分のImmich環境が警告表示 との報告
- 社内のプレビュー環境や内部サービス (zitadel, outline, grafana, victoria metrics等)も全て影響
- tiles.immich.cloud のようなプロダクション用タイルサーバーも影響を受けるが、JavaScript経由のため一部は正常動作
Google Search Consoleによる対応
- 数日経っても警告が消えず、 Google Search Console が唯一の公式対応窓口と判明
- サイト復旧には Googleアカウント作成→Search Console登録→レビュー申請 が必要
- Search Consoleでは「 有害なコンテンツ検出」「 ユーザーを騙す行為」といった理由が表示
- フラグされたURLは プレビュー環境 のものが中心
- 一つのサブドメイン がフラグされると 全ドメインに波及 する仕様
問題解決の流れと再発
- Search Consoleの「 レビュー申請」で以下の内容を説明
- Immichは 自社運用の自社製品
- フラグされたサイトは 自社のプレビュー環境 で、他社や他人のなりすましではない
- 申請後、 1~2日で復旧。一旦「安全なサイト」に戻る
- しかし、 新たなプレビュー環境を作成 すると、再び 危険サイト扱い に
- GitHub上のPRに新しいプレビューURLが投稿される
- GoogleがGitHubをクロール→新URLを検出→再度フラグ
今後の対応策
- プレビュー環境専用ドメイン(immich.build) への移行を検討
- これにより、 本番ドメインへの波及防止 を目指す
Safe BrowsingとOSS・セルフホストの課題
- Google Safe Browsing はOSSやセルフホスト型ソフトウェアの運用に配慮されていない設計
- 他の人気プロジェクトでも 同様の問題 が発生
- Googleは 任意のドメインを即座にフラグ可能 で、ユーザーアクセスがほぼ遮断される
- 対応策は 都度Googleにレビュー申請 するしかない現状
まとめ
- Google Safe Browsing によるフラグは ドメイン全体に多大な影響
- OSS・セルフホスト運用者 にとっては 避けがたいリスク
- 現時点では ドメイン分離や迅速なレビュー申請 が唯一の自衛策