世界を動かす技術を、日本語で。

F5がハッカーに未公開のBIG-IPの脆弱性とソースコードを盗まれたと発表

概要

  • F5社国家支援型ハッカー によるシステム侵害を公表
  • 未公開の BIG-IP脆弱性 やソースコードの窃取が判明
  • 供給網や他製品への被害は 確認されず
  • 影響を受けた顧客には 個別通知と対策ガイダンス を提供予定
  • 各種 セキュリティ強化策 とアップデートを実施済み

F5社への国家支援型ハッキング被害の概要

  • F5社 が2025年8月9日に システム侵害 を初めて認知
  • 攻撃者 は長期間にわたり、 BIG-IP開発環境エンジニアリング知識管理プラットフォーム へアクセス
  • BIG-IP は世界中の大企業で利用される主力製品
  • 23,000社・170カ国 の顧客、 Fortune 50中48社 が利用
  • ソースコード や未公開の 脆弱性情報、一部顧客の構成・実装情報が流出

被害状況と限定的な影響範囲

  • 供給網(サプライチェーン)や 他製品への影響はなし
  • 攻撃者が 実際に脆弱性を悪用した証拠は未確認
  • 顧客データを扱う CRM、財務、サポート管理、iHealth 等のシステムも 被害なし
  • NGINX、Distributed Cloud Services、Silverline 等のソースコードも無事
  • 疑わしいコード変更や不正なソフトウェア流通の証拠なし

インシデント対応とセキュリティ強化策

  • アクセス制御の強化 ・認証情報のローテーション
  • インベントリ・パッチ管理の自動化、監視・検知・対応ツールの追加導入
  • ネットワークセキュリティアーキテクチャの刷新
  • 開発環境の堅牢化、セキュリティコントロールと監視強化
  • NCC Group による重要ソフトウェア部品のセキュリティレビュー
  • IOActive による追加評価(進行中)、現時点で不正な脆弱性混入の証拠なし

顧客への推奨事項とサポート体制

  • 流出対象となった顧客には 個別連絡ガイダンス提供
  • BIG-IP、F5OS、BIG-IP Next for Kubernetes、BIG-IQ、APM 向けに アップデート公開
  • 未公開の重大脆弱性 悪用の証拠はないが、 アップデートの早期適用を推奨
  • 脅威ハンティングガイドiHealth Diagnostic Tool の自動化チェック機能を提供
  • SIEMへのBIG-IPイベントストリーミングリモートsyslogサーバへのログ記録、ログイン試行の監視を推奨
  • MyF5サポートケースF5サポート窓口 での支援体制

セキュリティ検証と追加対応

  • CrowdStrike、Mandiant 等の独立系サイバーセキュリティ企業による 複数回の検証
  • デジタル製品署名用証明書・鍵のローテーション を実施
  • BIG-IP、BIG-IQ TMOS、F5OS 等のインストール手順に影響
  • NCSC(英国)・CISA(米国) からの追加ガイダンス
    • 全F5製品の特定と管理インターフェースの公開有無確認
    • 公開発見時には 侵害評価 を推奨

公表遅延の背景と現状

  • 米国政府の要請 で公表を一時遅延
  • 2025年9月12日、 米司法省が公表遅延を承認 (Form 8-K, Item 1.05(c))
  • 現時点で 事業運営への重大影響なし
  • すべてのサービスは 安全かつ利用可能

今後の展望とイベント案内

  • BleepingComputer がF5社へ追加情報を問い合わせ中
  • Picus BAS Summit (Breach and Attack Simulation Summit)で最新セキュリティ検証技術を紹介予定
    • AI活用のBAS による攻撃・侵害シミュレーションの未来を体験可能
    • セキュリティ戦略の最前線を学べるイベント案内

Hackerたちの意見

彼らが「国家」と言ってるのは、実際に国家が関与してた証拠がないのに、問題を軽く見せようとしてるだけなんじゃないかな。もちろん、実際に国家が関与してる可能性もあるけど、ちょっと考えてみただけ。

これ、明らかに企業の危機管理PRの文だね。期待してた内容とは全然違うし、HNが好きな理由でもないわ。

BIG-IPはDPIを実行してるけど(Sandvine Active Logicほど良くはないけど)、権威主義国家の親友だよね。全トラフィックを通してる別の国家を妥協したい?この脆弱性は始めるには悪くない場所だよ…。

たとえ本当に国家が関与してたとしても、セキュリティ界隈がその用語にこだわる理由が分からない。国家、州、国家としての意味が本当に重要なの?もちろん、全然重要じゃないけど、「国家」という言葉はかっこいいから、そう言ってるだけで、実際には国家じゃない時でもね。

そういうことはよくあるけど、今回は攻撃者の種類がすごく重要なケースだね。例えば、Shiny HuntersみたいなグループがF5からこれらの脆弱性を盗んだら、F5に攻撃されたことはすぐ分かるよ。なぜなら、彼らはすでに全データベースをダンプして、自慢してるから。攻撃者が「国家」である場合、スパイ活動を目的とした攻撃を受けるような組織なら、過去の活動をもっと慎重に調査する必要があるよ。

ちょっと待って、ハンドルネームを「国家」に変えるわ。履歴書のネタが必要だから。

国家レベルのアクターはこういうことをいつもやってるよね。彼らは資金が潤沢だから、才能を雇ったり、リソースを持ったり、情報収集やゼロデイ攻撃にお金を使ったりできるんだ。しかも、敵国に行かない限り、起訴されることもないし。北朝鮮はこれにかなりのお金を使ってるし、ロシアや中国もそうだよ。アメリカやイスラエルもね。

つまり、トラフィックが国家から来てるから、そうに違いないよね。

cisaが新しい情報を出したよ:ED 26-01: F5デバイスの脆弱性を軽減する方法。 https://www.cisa.gov/news-events/directives/ed-26-01-mitigat...

このレポート、役に立つ情報が全然ない気がする。「こういう状況の時は連絡してください」ってだけじゃん。俺だけかな?

リンク先のアドバイザリーの項目#2(「ネットワーク管理インターフェースが公共のインターネットから直接アクセス可能かどうかを確認する」)が、妥協がその状況でのみ起こりうるのかどうかを示しているかは分からないけど… 来週、リモートワーカーたちはオフラインで考える時間がたくさんありそうだね。

攻撃者が長期間システムにアクセスしていて、全く使わなかったなんて信じがたいな。アクセスがどう使われたかを知らないだけの可能性が高い気がする。

Hacker Newsで議論の続きを見る