概要
- EUPL(European Union Public Licence) は、欧州連合が策定した オープンソースライセンス。
- 多言語対応 と 欧州法準拠 が特徴。
- 公的機関向け ソフトウェアの配布・再利用促進目的。
- GPLなど他のF/OSSライセンス とも互換性あり。
- 誰でも利用可能 で、特に行政間の協力に最適。
EUPL(European Union Public Licence)とは
- EUPL は「European Union Public Licence」の略称。
- 2005年6月 に最初のドラフト(v0.1)公開。
- 欧州委員会(IDABC) 主導による公開討論と意見募集の実施。
- 10/15条 がフィードバックにより修正。
- 2007年1月9日 にv1.0が三言語で公式承認。
- 2008年1月9日 にEU全言語対応版を承認。
- 2009年1月9日 にv1.1で一部明確化。
- 2017年5月18日 にv1.2を公開、互換性拡張。
EUPL策定の背景
- 欧州委員会 が自らのソフトウェア配布を目的として策定。
- IDABCプログラム のCircabcやEusurveyなどが2007年からEUPL適用。
- 他の欧州機関 も新ライセンス導入に関心。
- 既存のF/OSSライセンス (例:GPL、BSD、OSL)が欧州法要件を満たさない点が判明。
- 全EU言語での法的価値の平等 が必要。
- 知的財産権用語 の欧州法準拠。
- 責任制限・保証 の明確化(米国法準拠の「可能な限り」表現不可)。
EUPLの目的
- 欧州委員会及び関連機関所有ソフトウェア の広範な配布・利用促進。
- 欧州法準拠 のF/OSSライセンス提供。
- 中立的な表現 で幅広い利用を想定。
- ソフトウェアの独占的取得回避 ( コピーレフト 特性)。
EUPLの利用者
- 主な利用者 は他の公的機関や行政機関。
- 著作権者であれば誰でも利用可能。
- 多言語・法的互換性 により欧州全域での利用・連携が容易。
- 他ライセンスとの競合目的ではない。
- 行政間のソフトウェア・知識共有のための共通基盤 として活用。
EUPLと他F/OSSライセンスとの互換性
- EUPLには独自の互換性条項 が含まれる。
- GPLなどのコピーレフトライセンス との互換性を明示。
- 例:EUPL配布のCircabcとGPLコンポーネントの統合が可能。
- 新しい派生作品 はGPLでライセンス可能。
- 元のCircabc自体のGPLへの再ライセンスは不可。
- 既存GPLプロジェクトへの統合も可能。
注意事項
- 本ウェブサイトは欧州委員会等の公式支援・承認を受けていない。
- Javier Casares (legal)により EUPL 1.2ライセンス下で作成。