概要
- American Prairie がモンタナ州で7万エーカーのAnchor Ranchを取得
- 公共アクセスが長年封鎖されていた土地の開放
- 絶滅危惧種を含む多様な生態系の保全活動
- 保有地は60万エーカー超に拡大
- 地元や狩猟・レクリエーション団体との連携強化
American PrairieによるAnchor Ranch取得と公共アクセス回復
- American Prairie がモンタナ州で 7万エーカー 規模のAnchor Ranchを取得
- 取引額は 3,500万ドル、同団体史上2番目の規模
- 以前はテキサスの富豪兄弟が所有し、 Upper Missouri River Breaks National Monument (約40万エーカー)への西側アクセス道路を封鎖
- 長年訴訟の的となっていた Bullwhacker Road (約6.1km)のゲート開放
- 「立入禁止」標識の撤去、公共利用の回復
- 狩猟・レクリエーション団体からも歓迎の声
- 2011年の裁判で道路が私有地扱いとなり、 5万エーカー の公共地へのアクセスが実質的に遮断されていた経緯
生態系保全と地域社会との関係構築
- American Prairie は保有地を 60万エーカー超 まで拡大
- 最後の未開拓ショートグラスプレーリー(320万エーカー)の保護を目指す
- バイソン、アナグマ、プレーリードッグ、クロアシイタチ、プロングホーン、セージグラウス、スウィフトフォックス等の生息地
- 多くが絶滅危惧種
- Anchor Ranchはプロングホーン、エルク、シカの重要な移動回廊
- モンタナ州では保守的な牧畜文化が根強く、バイソンの「野生動物」認定を拒否
- バイソンは家畜扱いのため囲い込みが必須
- それでもAmerican Prairieは土地取得・柵の撤去・バイソン群(900頭)の拡大を継続
全米・先住民によるバイソン保護の動き
- WyomingのEastern Shoshone部族やWind River Indian Reservationでバイソンを「野生動物」認定
- コロラド州でもバイソンの法的保護を拡大
- モンタナ州Fort Belknap Reservationでは2013年に野生バイソンが復帰、生態系の回復が進行
- Flathead Indian ReservationではNational Bison Rangeが部族に返還(2021年)
Earth Hopeプロジェクトと寄付の呼びかけ
- Earth Hope は環境成功事例を伝えるジャーナリズムプロジェクト
- Amanda Royalによる運営
- 2024年9月9日〜16日の購読収益はすべてAmerican Prairieに寄付
- 詳細・追加記事はearthhope.substack.comで公開
写真・資料
- American Prairie所有地の地図(2025年9月時点、Anchor Ranchは左上に青でマーク)
- プレーリードッグやプロングホーンの写真(American Prairie提供)
American Prairie の土地取得と公共アクセス回復は、アメリカ西部の生態系保全と地域社会の新たな連携モデルとして注目