概要
- NotebookLM のデザインリードとして、コアUX・ブランド・ビジュアルシステムを一から設計
- 3パネル構造 による直感的なユーザー体験の実現
- AI活用 で創造的プロセスを一元化
- ユーザー中心開発 と迅速なイテレーション
- TIME誌2024年ベスト発明 への選出
NotebookLM:UXとブランドアイデンティティ設計
- NotebookLM のプロダクトデザインリード担当
- コアユーザー体験、ブランドアイデンティティ、ビジュアルシステムの設計
- 実験段階から正式リリースまでの全体監修
- 新規プロダクト創出 への挑戦
- 既存にない体験・パターンをゼロから設計
- クロスファンクショナルなチームとの密な連携
- TIME誌2024年ベスト発明賞 受賞実績
- Podcast での開発ストーリー共有(Sequoia Raizaと対談)
アーキテクチャとUI進化
- 初期プロトタイプ のUI
- ノート主導のUI
- ノートキャンバス上にチャットUIをオーバーレイ表示
- 3パネル構造 への進化
- 学びを統合し、スケーラブルかつ適応的なレイアウトを実現
- 課題:タブの分散による作業断絶
- 複数ツール間の移動によるアイデア統合の困難さ
- 創造プロセスの全てを一箇所で完結させる空間を目指す
- 入力・出力・チャットの一体化
- 入力(ソースリスト・オープンソース)
- 出力(ノートリスト・オープンノート)
- チャット・引用・多様な作成エントリーポイント
- 1000回以上の反復試作
- 明確なメンタルモデルと分かりやすいUIへの到達
- 機内で紙が尽き、ナプキン上で最終案を発見
メンタルモデルとユーザーフロー
- NotebookLMのメンタルモデル
- 入力→会話→出力のリニアかつ柔軟な流れ
- ユーザーが文書・ノート・リファレンスを取り込み、チャットで質問・整理・洞察化
- 最終的にノート・学習ガイド・Audio Overviewなどの構造化出力へ
- 直感的な位置感覚と分かりやすいAI体験
3パネル構造の特徴
- 読書・執筆・創造の統合空間
- AIによる摩擦低減で全プロセスの共存を実現
- ユーザーのニーズに応じて動的に拡縮するパネル設計
- 主要要素(ソース・ノート)への素早いアクセス
- 最小サイズでも本質的なアイコン表示を保持
- 標準レイアウト
- ソース・チャット・ノートのバランス表示
- 読書+チャットモード
- 引用付き応答生成に最適化
- チャット+執筆モード
- 下書き・反復作業に特化
- 読書+執筆モード
- ソース参照しながらの執筆向け
- パネルのスケーラビリティ
- 新機能やワークフロー追加にも耐える柔軟な構造
- 各パネルの役割
- Source Panel:ユーザー提供の全入力の集約起点
- Studio Panel:入力からアウトプットへの変換・作成空間
- Chat Panel:体験の中核、他ツールとの連携で動的サイズ調整
ブランドアイデンティティとビジュアル資産
- Google Labs・ブランドチームと緊密連携
- Feel Hwang、Nick Mcginnis、Jennifer Leartanasanらと協働
- プレスキットからローンチビジュアルまで全資産制作
- 公式Webサイト用アニメーションなど多数作成
開発プロセスの学びとチーム文化
- ユーザーと共に創るプロダクト
- 早期リリース・反復改善を重視
- ユーザーのフィードバック・ニーズを即座に反映(例:インライン引用機能)
- AIネイティブな新規プロダクト開発
- 研究成果と実際の課題解決の橋渡し
- Audio Overviewはソースに根差し、ワンクリックで学習・要約が可能
- 会議は“話す”より“作る”が中心
- 少人数・高速開発体制
- UXデザイナーは1名、密な戦略・反復作業
- コミュニティエンゲージメント重視
- ユーザーの声と共に成長するプロダクト
- Discordなどで直接交流・意見収集
AI時代のUX設計で得た知見
- UIの動的進化
- AIによる複雑な体験の統合・適応的インターフェース
- 読書→チャット→創造の一連体験をシームレスにサポート
- コンテキスト認識型UIの重要性
- タスクや目的に応じた適切なアクション・ツールの提示
- 認知負荷の低減、ワークフローの効率化
- 過渡期としてのチャットUI
- チャットはAI体験の“アンカー”として直感的な導入点
- 新機能(例:Audio Overview Interactive Mode)との併用で柔軟な体験を提供
NotebookLM開発を支えたチーム
- 主な貢献者
- Sequoia Raiza, Stephen Hughes, Oliver King, Biao (Frank) Wang, Corbin Cunningham, PhD, Yi Yao, Usama Bin Shafqat, Simon Tokumine ほか
- 関連投稿
- Andrej KarpathyによるNotebookLM評価:https://lnkd.in/ghTdbyXN
まとめ
- NotebookLM はAI時代の新しい創造体験を提案
- 3パネル構造 と ブランド設計 で直感的かつ柔軟なUXを実現
- ユーザー中心・高速開発・チーム連携 によるイノベーション推進
- 今後もさらなる進化と新機能追加を予定