概要
- GMPテスト実行中に Ryzen 9950X CPUが2回故障
- 冷却不足 や 電力消費 の問題が疑われるが、原因不明
- Noctua製クーラー のオフセット取り付けが影響の可能性
- どちらのシステムも 高負荷状態 で数ヶ月後に故障
- 似た構成の 別CPU では安定稼働中
Zen 5 CPUがGMPテストで故障?事例と考察
- 2025年に Ryzen 9950X を搭載した2台のシステムが GMPテスト中に故障
- 故障したCPUのピン側に 約25mm²の変色 を確認
- Asrock問題 ではなく、ASUS製マザーボードを使用
- 1台目は 冬季・低温(20°C以下) のストックホルムで発生
- 2台目は 夏季・20°C超 の専用ルームで発生
- Noctua NH-U9S クーラーを両システムで使用
- 1台目は 中央取り付け
- 2台目はメーカー推奨の オフセット取り付け を実施
- オフセット取り付けにより サーマルグリスが一方向に偏る 現象を確認
- システム構成
- 1台目: ASUS Prime B650M-K, DDR5-4800 ECC, Corsair SF450, Fractal Design Core 1100, Ubuntu
- 2台目: ASUS Prime B650M-A WIFI II, DDR5-5600 ECC, Corsair RM650, Fractal Design Core 1100, Gentoo
- どちらも 追加ファン で冷却強化を実施
故障要因の考察
- 周囲温度が低くても故障 が発生
- ASUSマザーボード は信頼性高い実績
- オフセット取り付け によるサーマルグリスの偏りが熱伝導に影響の可能性
- ヒートシンクの定格165W に対し、CPUのTDPは 170W でやや不足
- 似た構成の Ryzen 7950Xシステム では安定稼働
- 高負荷時に MULX命令を連続実行 するアセンブラループが発熱要因か
- サーマルスロットリング や自動クロックダウンは機能しているはず
- オーバークロックや電圧変更 は未実施
- サーマルグリスの 極薄層や偏り で熱伝導ロス、加熱冷却時の 微細な隙間 発生リスク
- どちらのCPUも 数ヶ月の高負荷運用後に同様の故障、 徐々に劣化 した可能性
今後の検証ポイント
- 冷却性能の余裕確保 (ヒートシンクやファンの強化検討)
- サーマルグリスの塗布方法 ・量の最適化
- 負荷テスト 時の消費電力・温度監視の強化
- 他のZen 5ユーザー で同様事例がないか調査
- GMPテスト内容 や命令実行パターンの見直し
- ASUS以外のマザーボード や他冷却方式での再現検証
まとめ
- Ryzen 9950X は高負荷GMPテスト下で 数ヶ月後に故障
- 冷却不足・熱伝導ロス・電力管理 の複合要因を疑う
- サーマルグリスやヒートシンク取り付け の細部に注意
- 他ユーザーやメーカーの情報共有 が今後の解決の鍵