概要
大企業 での1年間の経験を振り返るエッセイ。 スタートアップ や中小企業とのギャップに対する気づき。 非効率や組織文化、人材の多様性についての皮肉を交えた観察。 プロジェクト管理 やセキュリティ、リーダーシップの課題を指摘。 最終的には ポジティブな側面 にも触れている内容。
大企業での一年間の体験
- $ENTERPRISE での勤務1周年を迎えた感慨
- スタートアップ や中小企業からの転身によるカルチャーショック
- 面接時の指摘 (エンタープライズ経験不足)が、後で褒め言葉だと気づいたこと
- 初Pull Request で見知らぬツールのエラーに遭遇し、担当者探しで迷宮入り
- Confluence の古いページでやっと情報発見、しかし担当者は既に退職
- 結果として グローバル設定をプロジェクト単位で無効化 する暫定対応
- 小規模企業なら すぐに分かる担当者 が、大企業では見つけにくい現実
小企業と大企業の問題の違い
- 小企業では些細な問題 でも、大企業では解決困難な問題に発展
- 莫大な予算 が無駄に消費される現場
- AWSなどへの 過剰な支出、不要な高額プロジェクト
- 小さなSaaS の存続を巡る無駄な議論
- わずかな予算オーバー で直前にプロジェクト中止
- 消耗品の購入申請 すら却下される理不尽さ
同僚の質のバラつき
- 採用基準の一貫性 がなく、チームの能力に大きな差
- パフォーマンスに関係なく 解雇されにくい文化
- 適性のない管理職 や、業務知識のないアナリストの存在
- 問題を指摘するインセンティブがないため 改善されない現状
緊急性の意味の変質
- 小企業では明確な緊急性 があったが、大企業では曖昧
- 「今週末作業してほしい」など 理不尽な急ぎ案件 の頻発
- 本当の緊急対応 (例:顧客接続障害)と、 見せかけの緊急性 (他部署都合)の見極めが必要
- 週末対応しても評価されない 現実
セキュリティの見せかけ
- セキュリティ対策 が「数字を減らすこと」に矮小化
- Wiz.io などのベンダーや、 Excelでの脆弱性一覧 の定期送付
- 現場エンジニアの反論 が無視され、形骸化した運用
- 数値化とレポート重視 の罠に陥る組織文化
肩書きの意味の希薄さ
- "head of architecture" が6人も存在するなど、役職の定義が曖昧
不確実性は弱さ
- 組織再編 やリーダー交代が頻繁
- 過去の失敗を繰り返す リーダーシップの選抜構造
- 「知らない」と言えない 上層部の文化、現場の声が届きにくい現実
エンジニアリングチームの帝国化
- 部門ごとに標準や文化が異なる サイロ化現象
- テストを全く書かないチーム や、 手動テスト依存 の現場
- 閉鎖的なチーム が組織全体の効率低下を招く
- サイロ化打破の困難さと、 既得権益の維持 への抵抗
ポジティブな側面
- 皮肉や不満も多いが、実際には充実した一年間
- 多様な経験 や学びを得られる環境
- 大企業ならではのスケール感 や安定性の価値
- 個人の成長 やキャリアの幅の広がり
まとめ 大企業での経験は 非効率や理不尽 も多いが、 学びや成長 の機会も豊富。 小規模組織との違い を理解し、それぞれのメリット・デメリットを活かす視点が重要。