概要
- 上海では 利用者主導型のカスタマイズバス 「DZ」が導入されている。
- 住民が ルート提案・投票 し、一定の需要があれば運行開始となる。
- すでに 220以上のルート が全市16区に展開されている。
- 利便性・資源効率の向上 が期待されるが、課題も残る。
- 今後は ルート計画や認知度向上 が求められている。
上海「DZ」カスタマイズバス:利用者が作る新しい公共交通
カスタマイズバス「DZ」とは
- DZ(定制)バス は、利用者が 希望ルートを提案 し、希望者が集まれば運行開始する新しい公共バス形態であることを説明。
- 市が運営するオンラインプラットフォーム で、出発地・目的地・希望時間・利用頻度を入力して提案すること。
- 他の住民が 同じニーズに投票や参加 し、 1便あたり15~20人 の需要が集まれば新規ルートとして承認・運行開始すること。
導入状況と利用方法
- 2024年5月8日からオンラインプラットフォームが開設され、 全16区で220以上のDZルート がすでに運行されていることを確認。
- 提案されたルートは「人気カスタマイズ」ページ に掲載され、他の利用者も参加・投票することができること。
- グループ予約 による早期承認も可能であることを強調。
- 運賃は 市場価格に基づくが、学生・高齢者等の割引は現時点で未導入 であることを明記。
事例:DZ301号線の運用
- DZ301号線 は、主要な地下鉄駅と周辺住宅街・学校・オフィスを結ぶ初期のパイロットルートであることを紹介。
- 毎日 平均250~260人 が利用し、朝のピーク時に170~180人、夕方に70~80人が利用することをデータで示すこと。
- ルート提案後、 現地調査や利用者ヒアリング、ピーク時の回転率計算 などを経て運行開始したプロセスを説明。
専門家・行政の見解と課題
- Tongji UniversityのChen Xiaohong教授 は、DZバスが上海の密集した交通網を活かし、 需要と供給の最適化 やピーク時の利便性・資源効率向上に寄与すると評価すること。
- 市旅客運輸処のWang Yixiang副処長 は、新プラットフォームにより従来の 煩雑なルート新設手続きを大幅に短縮 できたと述べること。
- 一方で、 需要の偏りや認知度の低さ、現場調査への依存 など課題が残ると指摘すること。
- 今後は ルート計画の高度化、プラットフォーム機能の強化、認知度向上 が必要とされていることを明記。
今後の展望
- 利用者の多様な移動ニーズに応える柔軟な交通サービス の実現を目指すこと。
- 市民参加型の交通インフラ整備 を推進すること。
- 技術・運用面での継続的な改善 を図ること。
まとめ
- 上海の DZカスタマイズバスは、住民主導で公共交通の新たな形を提案 する試みであること。
- 利便性・効率性向上とともに、今後の課題解決が鍵 となること。
- 市民・行政・事業者が連携し、持続可能な都市交通の発展 を目指すこと。