概要
- Stanford University が Cal Grant 州財政援助プログラムから撤退。
- レガシー(卒業生・寄付者子女)優遇入学 を今後も継続。
- カリフォルニア州法AB 1780 により私立大学での優遇入学が禁止。
- スタンフォードは独自資金で奨学金を補填 予定。
- レガシー優遇の公平性や人種的影響が全米で議論。
スタンフォード大学、レガシー優遇入学継続とCal Grant撤退
- Stanford University は 2026年度秋入学 からも、 卒業生や寄付者の子女 に対する入学優遇(レガシー優遇)を継続。
- この方針により Cal Grant (カリフォルニア州の財政援助プログラム)から 一時的に撤退 を決定。
- カリフォルニア州知事Gavin Newsom が署名した AB 1780法 により、私立大学でのレガシー・ドナー優遇入学が 2024年9月から禁止。
- スタンフォードは過去にも 学力基準を満たしたレガシー・ドナー子女 に優遇を適用してきた経緯。
- 新たな入試基準には 標準化テスト(SAT/ACT)要件の復活 も含まれる。
カリフォルニア州と全米の流れ
- カリフォルニアは 全米で5番目 にレガシー優遇を禁止した州。
- イリノイ州、メリーランド州、コロラド州、バージニア州 でも同様の禁止法制定。
- AB 1780法は当初、 Cal Grant受給校への罰則 や 民事罰金 を想定していたが、最終的に 年次報告義務 のみに修正。
- 違反校は 優遇入学者の合格率 を州議会・司法当局へ報告義務。
スタンフォードの対応と影響
- Brad Howard副学長 は「州資金の代わりに 大学独自の財政援助 で学生支援を継続」と表明。
- レガシー優遇を巡る多様な意見や 今後も検討・分析を継続 する方針。
- 2022年、 Stanford のレガシー優遇入学者は 287人(新入生の13.8%)、 Cal Grant受給額は約320万ドル。
- University of Southern California は私立大学最多のレガシー入学者 1,791人 を記録。
レガシー優遇への批判と全米的議論
- Class Action などの学生団体や卒業生から「レガシー優遇は 富裕層の特権維持」との批判。
- 最高裁判決 (Students for Fair Admissions v. Harvard/UNC)で人種考慮入学が違憲となり、レガシー優遇の 人種的不公平 にも注目。
- 一部大学で レガシー枠の合格者が黒人新入生比率を上回る 実態。
- 多くの大学で レガシー合格者の3/4以上が白人 との報告。
- 連邦政府 は入学・合格・在籍データを 人種・性別ごとに収集・公開 する新方針。
- 最も優秀な学生がレガシーや人種によって不利になっていないか 透明性向上 を目指す。
今後の展望
- レガシー優遇 と 公平な入試 を巡る議論は今後も継続。
- 州・連邦レベルでの規制強化や情報公開 が進む見通し。