概要
- 米国で 海賊版サイト遮断法案 「Block BEARD」が上院に提出
- 右派・左派両党の 超党派 議員が支持
- 著作権者が裁判所に 遮断命令 を請求可能に
- 「FADPA」法案に類似しつつ、 DNSリゾルバ への直接言及なし
- 映画・音楽業界団体が 強く支持、今後議論が進展見込み
米国で進む海賊版サイト遮断法案「Block BEARD」
- 2024年、米国上院で Block BEARD 法案が提出
- 提案者は Tillis, Coons, Blackburn, Schiff 各上院議員
- 著作権者が 連邦裁判所 に「外国デジタル海賊サイト」の指定を請求できる仕組み
- 裁判所が指定すれば、米国内サービスプロバイダに サイト遮断命令 を発出可能
- 目的は 海外拠点の著作権侵害サイト 対策強化
法案の具体的内容
- 著作権者が被害を証明し、サイト運営者への通知や調査を実施する義務
- サイトが主に 著作権侵害目的、商業的価値が限定的、または侵害を促進している場合に指定可能
- 裁判所は遮断が 技術的・実務的に可能 か、公的利益への影響も審査
- 遮断命令は 1年間有効 で、必要に応じて延長可能
- サイトが 新たなドメインやIP に移転した場合も、命令の修正が可能
遮断命令の対象と除外
- DMCA第512(k)(1)(A)条に基づく広範な サービスプロバイダ が対象
- 居住用ISP、検索エンジン、SNS、DNSリゾルバ等を含む
- 5万人未満の利用者 を持つプロバイダ、カフェ、図書館、大学等は除外
- VPNは明記されていないが、 解釈次第で対象 となる可能性
- サービスプロバイダは 遮断命令への異議申し立て が可能
- 遮断手法の選択は 各プロバイダに委ねられる
- 透明性要件 (一般への情報公開)は法案に明記なし
FADPA法案との関係
- 下院で提出された FADPA 法案とほぼ同内容
- 両院協議による 最終法案成立 を目指す動き
- 提案者のTillis上院議員は 超党派協力 を強調
業界団体の反応と今後
- RIAA (音楽業界)、 MPA (映画業界)が法案を高く評価
- 世界各国で同様の遮断措置が 言論やインフラに悪影響を及ぼさなかった と主張
- 米国でも 司法手続きによる簡便かつ有効な救済策 として期待
- インターネットサービスプロバイダからの 公式コメントは現時点でなし
- 今後、 立法過程 でさらなる議論や調整が進む見通し