概要
- 2025年3月、ミャンマーで発生した マグニチュード7.7 の地震の瞬間をCCTVが捉えた事例
- 映像には 地面が割れ、互いに逆方向へ動く様子 が記録
- この映像は、 断層運動のリアルタイム記録 としては世界初
- 研究者は 断層の曲線的な滑り とパルス的破壊を分析
- 映像解析は今後の 地震予測や耐震設計 に貢献する可能性
ミャンマー地震:断層が動く瞬間を捉えた初の映像
- 2025年3月28日、ミャンマーで 壊滅的な地震 発生
- Sagaing Fault 付近のCCTVが、 地面が割れて滑る瞬間 を記録
- 映像は 震源から約120km南 の地点で撮影
- 断層が動く様子 を科学者が直接観察した 世界初の映像記録
- Kyoto Universityの地球物理学者 Jesse Kearse が映像を分析
- Kearseは 断層の滑りが直線でなく曲線的 であることを発見
- 曲線的滑りは、 断層表面の応力が地下より低いこと が原因と推定
研究手法と主な発見
- Kearseと共同研究者 Yoshihiro Kaneko は ピクセル相互相関法 で映像をフレームごとに解析
- 断層は 約1.3秒間で2.5m横方向に滑走、最大速度は 約3.2m/秒
- 地震は パルス的破壊(突発的な滑りの伝播) で発生
- 滑り経路の曲線性 が一般的である可能性を示唆
- 曲線的な slickenline(断層面の傷跡) から破壊伝播方向を推定可能
- モデル解析で 地震が北から南へ伝播 したことを確認
科学的・社会的意義
- 今回の映像は 地震物理の新たな研究手法 として注目
- 将来的な断層破壊予測や都市の耐震設計 に活用可能性
- 地震の滑り経路や速度の詳細観測 により、より正確なリスク評価が期待
- 研究成果は The Seismic Record 誌に2024年7月18日掲載
- Kearseらは今後、 物理モデルによる断層挙動の要因解明 を計画
関連研究・今後の展望
- AlaskaやSan Francisco、Indonesia、中国など他地域の地震研究 との比較
- CCTVや一般映像の活用 による地震研究の新展開
- Sara Hashemi による科学記事や研究動向の紹介
- 今後も リアルタイム観測データの蓄積と解析 が重要課題
記事作成:Sara Hashemi 出典:Seismic Kiwi(YouTube)、The Seismic Record、The Conversation