概要
- Beyond Meat は、財務面で極めて厳しい状況
- 売上成長は鈍化し、 利益化の見通しも遠い
- 2027年に10億ドルの社債償還問題 を抱える
- 株価は大幅下落、 債権者による企業支配の可能性
- プラントベース肉業界全体の課題も反映
Beyond Meatの財務的課題
- Beyond Meat は市場全体で最悪レベルの株式評価
- 2025年の売上予想は約 3億3,000万ドル、6年前から約10%増にとどまる
- 利益化は遠い 現実、2024年は営業ベースで売上1ドルあたり45セントの赤字
- 現在の目標は 2025年末までにEBITDA損益分岐点到達
- それでも フリーキャッシュフローは依然マイナス
- 2027年3月に10億ドルの転換社債償還 が控える
- 返済手段がなく、社債は額面の約17%で取引
- 株価は2021年初頭から 98%下落 し、過去最低水準
株価に残る価値の理由
- ショートセラーによる株貸し手数料 が一因
- 多くの投資家が株を借りて売却、後で安く買い戻すことを狙う
- 株の貸し出し手数料の一部が株主に還元
- ただし、現在の株価を維持するほどの規模ではない
- 再建へのわずかな期待感 も反映
- 債権者が返済不能を前提に、株式や新債券と交換する交渉の余地
- 社債の低価格が 会社側の交渉力を強化
- Wall Street Journalも 交渉中 と報道、経営陣も言及
業績回復への道筋と課題
- 直近2四半期は 売上微増、ただし出荷量は依然減少
- コスト削減 で損益分岐点に近づく可能性
- 本格的な回復には 持続的かつ大幅な売上成長 が不可欠
- 2019年には 前年比239%の売上成長 実績
- CEO Ethan Brownはプラントベース肉の健康イメージに対する 誤解の払拭 を主張
- 認知改善により 工場稼働率向上・利益率改善 を目指す
プラントベース肉業界全体の状況
- Impossible Foods も2023年に企業評価額が半減
- Kellogg もMorningStar Farmsを独立企業化できず
- 業界全体で 需要はニッチに留まる
- Brownは 時間と商品改善で需要回復を期待 と主張
株主・業界への影響
- 現状では 債権者による企業支配(破産) が濃厚
- 株式消滅=事業消滅ではなく、 事業再編後の再上場例も存在
- BYND株の失望は 業界全体の期待外れ を象徴
著者について
- Vince Martin :アナリスト兼著者、金融業界メディアで10年以上執筆
- 記事記載銘柄に 投資ポジション無し
The Food Institute Podcastの紹介
- Dr. James Richardson (Ramping Your Brand著者、Premium Growth Solutions代表)出演
- CPGブランド が陥りやすい失敗と成功への道筋を解説